SHIONOGIでは感染症を研究開発のコア疾患領域のひとつに位置づけ、画期的な抗菌・抗ウイルス薬を創製してきました。60年以上にわたる感染症領域での経験やノウハウを活かして、社会・医療ニーズに応える感染症トータルケア(流行予測、予防、診断、治療、重症化抑制)の実現に向けて、治療薬だけではなく、予防ワクチンの研究開発にも取り組んでおり、2024年6月にSHIONOGI初の組み換えタンパクワクチン「コブゴーズ」の国内製造販売承認を取得しました。

今後は、COVID-19変異株対応ワクチンやインフルエンザワクチンの開発を進めることで、ワクチンメーカーとしての実績を積み重ねるとともに、ユニバーサルワクチンや経鼻ワクチンなどの研究・開発にも注力し、競争力の強化を図ります。これらの取り組みを通じて、SHIONOGIは2030年度までにワクチン事業で売上収益1,000億円を達成し、収益の柱として成長させることを目指しています。

トータルケア