資源循環
【リスクと機会】
プラスチック資源循環戦略
容器包装の3R(リデュース・リユース・リサイクル)の取り組み
施策 | 項目 | 対象製品 |
---|---|---|
Reduce | トレイの材質変更(プラスチックから紙に変更) | すべてのアンプル製剤、バイアル製剤、チューブ製剤 |
点眼剤容器の厚み変更(薄肉化) | すべての点眼剤 | |
PTP包装材料の厚み変更(薄肉化) | フロモックス錠 | |
ボトル包装のプラスチック緩衝材の廃止 | イルベタン錠など | |
Reuse Recycle |
プラスチック製容器包装識別表示マークの表示 | すべての製品 |
メカニカルリサイクルPETフィルムの採用 | インチュニブ錠 | |
Renewable |
バイオマスボトル(植物由来ポリエチレンボトル)の採用 | サインバルタカプセル、イルベタン錠、ピレスパ錠 |
バイオマスボトルの採用
サインバルタカプセル、イルベタン錠、ピレスパ錠の容器にバイオマスボトル(植物由来ポリエチレンボトル)を採用しています。
バイオマスボトルはサトウキビの製糖残渣を原料として製造されるポリエチレンを使った包装容器です。従来の石油由来ポリエチレンボトルからバイオマスボトルに変更することでCO2排出量を削減することができ、化石資源の節約にもつながります(2018年度実績:6トン-CO2削減)。
また本容器は原料の90%以上にサトウキビ由来のポリエチレンを使用しており、日本バイオプラスチック協会が定めるバイオマスプラ識別表示基準に適合しています。(製品にバイオマスプラ・シンボルマークを表示しています)。

バイオマスプラ識別表示制度
バイオマスプラとは、有機資源(植物等)由来物質を、プラスチック構成成分として所定量以上含む製品で、日本バイオプラスチック協会が基準に適合する製品を認証し、シンボルマークの使用を許可する制度です。
メカニカルリサイクルPETフィルムの採用
インチュニブ錠の包装(アルミ袋)にメカニカルリサイクルPETフィルムを採用しています(2019年度より生産開始)。メカニカルリサイクルPETフィルムは回収された使用済みPETボトルを選別、粉砕、洗浄、高温減圧処理して製造される再生PETフィルムです。アルミ袋の最外層の非再生PETフィルムをメカニカルリサイクルPETフィルムに切り替えることにより、製品の品質を保ちながらCO2排出量を削減することができ、化石資源の節約にもつながります。

不法投棄の防止
製品の容器包装の再資源化
容器包装使用量 | 再資源化委託量 | |
---|---|---|
プラスチック | 735 | 155 |
紙 | 483 | 12 |
ガラス(無色) | 38 | 8 |
ガラス(茶色) | 8 | 2 |
省資源・廃棄物対策
![廃棄物発生量と生産性(売上高/発生量)(単位:トン)[2014年度]廃棄物発生量:3,509、売上高/廃棄物発生量:78.1[2015年度]廃棄物発生量:3,944、売上高/廃棄物発生量:78.6[2016年度]廃棄物発生量:3,820、売上高/廃棄物発生量:88.7[2017年度]廃棄物発生量:3,486、売上高/廃棄物発生量:98.9[2018年度]廃棄物発生量:3,824、売上高/廃棄物発生量:95.1](/content/dam/shionogi/jp/sustainability/environment/images/resource-circulation-img-01.png)
![廃棄物再資源化量、再資源化率(単位:トン)[2014年度]廃棄物再資源化量:3,129、再資源化率(%):71[2015年度]廃棄物再資源化量:3,436、再資源化率(%):71[2016年度]廃棄物再資源化量:3,929、再資源化率(%):79[2017年度]廃棄物再資源化量:3,263、再資源化率(%):78[2018年度]廃棄物再資源化量:3,900、再資源化率(%):81](/content/dam/shionogi/jp/sustainability/environment/images/resource-circulation-img-02.png)
![廃棄物最終処分量・最終処分率(単位:トン)[2014年度]最終処分量:89、最終処分率(%):2.0[2015年度]最終処分量:123、最終処分率(%):2.5[2016年度]最終処分量:65、最終処分率(%):1.3[2017年度]最終処分量:43、最終処分率(%):1.0[2018年度]最終処分量:38、最終処分率(%):0.8](/content/dam/shionogi/jp/sustainability/environment/images/resource-circulation-img-03.png)

資源等の循環的利用
グリーン購入
清掃活動
海洋プラスチックによる環境汚染が世界的課題になっています。陸地で発生したプラスチックごみが、雨や風に流され、河川等を経由して海域に流出することもあることから、各事業所において周辺道路の清掃、不法掲示物の撤去などの地域活動に参加しています。
