第2期事業(キリフィ県) 活動報告 第2年次
3ヵ年の活動
第1年次 | 第2年次 | 第3年次 | |
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2020年4月~2021年3月 | 2021年4月~2022年3月 | 2022年4月~2023年3月 | |
主な活動 | 保健人材・システムの基盤整備 | コミュニティ活動の強化・拡充 | 持続的な地域保健システムの確立 |
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活動内容
母子保健サービスへのアクセス向上
保健施設の整備(産科棟・臨床検査室等)
~産科棟のオープニングセレモニー開催~
2021年10月13日、ミドイナ診療所、ジャリブニ診療所において、産科棟のオープニングセレモニーが実施されました。
現在、リマ・ラ・ペラ診療所の産科棟の建設、臨床検査室やスタッフ宿舎の建設も進んでおり、必要な機材の提供も行っています。
ミドイナ診療所

ジャリブニ診療所

新しく建設した産科棟で医療サービスを受けるお母さんと子どもたちの様子


医療従事者への教育
サポーティブ・スーパービジョンの実施

準県保健省の担当者および本事業スタッフが各診療所を訪問
- 施設の管理、サービス提供、医薬品を含む物資の在庫管理
- 報告・記録用の書類やデータの作成について実施状況確認
医薬品の在庫不足、サービス状況の記録が不十分であることが判明。診療所と準県の調達担当者間で連絡をとり、調達を進めるよう指導されました。
データマネジメント研修

各診療所において、母子保健および栄養に関するデータレビュー会合実施
- データの確認と検証(過去との比較)
施設分娩をする世帯の割合や4回の産前検診を受ける母親の割合は改善傾向です。こどもの予防接種完遂率は政府目標と比べてかなり低いです。(目標85%に対して実態は50%)
データレビューによりこういった現状が明らかとなり、保健サービスをより多くの住民に利用してもらえるように話し合う機会となりました。
コミュニティ保健人材への教育
村落保健員
村落保健員への研修

- 保健省職員による活動状況のモニタリング、課題の議論
- 月次会議実施
例年より降水量が少ないことから農産物の生産への影響を懸念。
村落保健員が抱える課題を共有(保健員間の知識ギャップ、距離が遠い世帯への訪問ができないこと、トイレ建設の普及が進まないことなど)
Mother to Mother グループ
Mother to Mother(MTM) グループ会議の様子

- 母子保健や栄養に関する研修を実施
- 月次会議実施
- 母親たちの間で情報共有(コミュニティ内の衛生施設の建設状況や家庭菜園の実施状況など)
栄養・水衛生行動改善の仕組み整備
コミュニティでの栄養改善のための取り組みを強化

写真上:コミュニティへの栄養改善研修、写真下:家庭菜園
干ばつに強い作物の導入により、雨が少ない期間にも野菜を収穫できる変化が見え始めています
干ばつに強い作物の導入により、雨が少ない期間にも野菜を収穫できる変化が見え始めています

子どもの栄養スクリーニング
栄養不良の子どもたちへ栄養改善プログラムを実施しました
栄養不良の子どもたちへ栄養改善プログラムを実施しました

水供給施設の整備・コミュニティへの衛生教育
ミドイナ診療所の給水タンク
水供給設備が整備されることにより、安全で清潔な水にアクセスできるようになります
水供給設備が整備されることにより、安全で清潔な水にアクセスできるようになります

衛生施設(トイレ)の建設を促すトリガリング研修
(Community Led Total Sanitation:CLTS)
(Community Led Total Sanitation:CLTS)

保健システムの強化
アドボカシー・グループと県職員との面談
県職員へ既存の保健サービスの改善点などについて意見を伝える機会となっています
県職員へ既存の保健サービスの改善点などについて意見を伝える機会となっています

保健サービスの利用状況
各診療所の延べサービス提供者数2021年4月から2021年9月

活動サマリー
<準備中>