研究技術職(マテリアル供給)
職種:研究技術職_マテリアル供給
入社:2017年度新卒
出身:医歯薬学総合研究科 生命薬科学専攻
仕事内容
『ワクチン製造に向けた原料、検討材料の調製』
私は現在、SHIONOGIが注力しているワクチン関連の業務に従事しています。その中でも、製造方法の検討に用いる材料を調製し提供しています。また、実際に製品を製造する際に用いられる材料の調製業務も始めました。
検討の材料調製ではJar fermentorを用いて、最大10Lの培養液で細胞にタンパク質を発現させています。培養槽も大きくなり、フラスコでの培養とはまた違った大変さ、面白さがあります。製造の原料調製では厳しい基準に則り、一般の実験室から更衣し、よりクリーンな実験室で実験を行っています。
私の業務の成果が薬となり患者さんの手に渡るにはいくつもの試験をクリアしなければならず、まだまだ先のことです。しかし、私たちがきっかけを作らないと前に進むことはできないため、SHIONOGIが一丸となって日々精進しています。
やりがい/うれしかったエピソード
『入室制限の実験室』
製造の原料調製を実施する実験室は入室制限がかかっています。特定の別の実験室に入室した場合、当日中は原料調製の実験室に入室することができません。そのため、同じ日に他の実験がある時は別室には先に入室しないようにしたり、不用意に入室しないようにしています。検討の材料調製とは異なり、実際に製品へと繋がるため、ワクチンを必要としている方々との距離は検討の材料調製より近いと感じています。厳しい基準に則り、更衣をするたびにこの先に待っている方々がいると思うと身が引き締まります。
入社した理由
『STARと塩野義製薬は互いに欠くことのできないパートナー』
大学ではアルツハイマー病の研究をしており、卒業後は他の疾患に関しても研究・開発し、患者さんへ貢献したいという思いがありました。ホームページや説明会で、「塩野義製薬と互いに欠くことのできないパートナーとして共創しています。」という言葉を見聞き、他の実験系受託会社とは違い、より密に連携し、より早く患者さんへ薬を届けられると感じました。実際に入社し、塩野義製薬の研究員と些細なことでもすぐに確認でき、ディスカッションし、他の会社よりも迅速に実験を進められていると感じています。
他に野球やテニス等、塩野義製薬の方とのサークルがいくつもあると聞き、運動ができるだけでなく、業務で関係のない方とも幅広く繋がりをもつことができると思いました。入社後、小さい頃から野球をやっていた私は野球部に入部し、休日は野球部で楽しく過ごしています。
私のとある1日
6:00 起床
子供の保育園の準備もあり、毎日バタバタしています。
8:30 出社・メールチェック
9:00 チームミーティング
当日の実験内容の確認、前日の結果の振り返りや情報共有をしています。
9:30 実験開始
基本は2人以上で実施し、プロトコル通りに進められているかチェックしながら実験しています。
11:30 昼食・休憩
反応の待ち時間に食事をすることが多いです。
12:30 実験再開、デスクワーク
結果の確認や考察、実験操作シートに記載した内容の確認を行います。
17:15 退社
帰ったら子供のご飯、お風呂、寝かしつけを妻と分担しています。
寝かしつけ担当時はそのまま子供と一緒に寝てしまうこともしばしばです。