研究技術職(化学)
職種:研究技術職_化学
入社:2019年度新卒
出身:理工学教育部 化学専攻
仕事内容
『これぞまさに化学の実験』
私が行っている業務は多くの人がイメージする化学実験そのものです。様々な構造をもつ化合物の合成を行い、新薬として有望な新規化合物の創製に貢献しています。合成する量は数ミリグラムから数百グラムまでと幅広く行っており、量が多くなればなるほど「あー合成やってるなー」と楽しみながら行っています。私の業務の中で最も大切なことは、目的の化合物が合成できているかどうかです。そのため、反応追跡や得られた化合物の品質はNMRやHPLC、LC/MSなどの各種分析機器でデータ収集・解析を行っています。

やりがい/うれしかったエピソード
『合成の最適化に成功』
初期の合成ルートを改善し誰でも再現良く合成できる方法に最適化できた時に達成感と喜びを得ました。数百グラムの合成を行う場合、提示された合成ルートで合成を行うには多くの問題点があり、その問題点を一つ一つ解決する必要があります。しかし、問題解決の時間は限られているため、豊富な知識と経験が必要で難易度はかなり高いです。そのため、若手社員の私は数多くの合成を行う中で知識と経験を身に着ける必要がありました。その努力が実を結び、合成ルートを改善し最適化することができました。この時の達成感と喜びはひとしおでモチベーションアップにも繋がりました。
入社した理由
『実験を仕事にしたい』
就職活動を行い始めた大学院1年の3月時点で私にはある考えがありました。「今はお金を払って実験を行っているけど、研究職に就いたらお金をもらって研究できるのかー、なんて素晴らしいんだ」このように私自身が研究職を目指したのは少し不純な動機からでした。その中で STARという会社を選んだ理由は、塩野義製薬の新薬創製に関われるからです。大学4年時、塩野義製薬の方の講演を聴講し、創薬は難易度が高いけど面白そうと感じ、塩野義製薬の創薬に興味を持つようになりました。STARは実験業務が主体なので、様々な合成に携われ、楽しく仕事ができると感じたので入社を決意しました。現在は、様々な人々と良好な関係を築きながら楽しく実験業務を行っています。
私のとある1日
6:20 起床
朝は得意な方なので一日のスタートは早め.
8:00 出社・メールチェック
フレックス勤務を活用して朝早く出社します。 1日の業務はメールの確認から始まります.
8:15 反応の仕込み,デスクワーク
1日に1~3反応仕込みます. 反応を仕込み終わったら,文献調査や実験ノートの記載,資料作成などを行います.
11:20 昼食・休憩
昼食は食堂で実験室のメンバーと食べに行きます. 一人暮らしをしているので,日替わりで様々な料理が食べられる食堂は楽しみの一つです.
12:10 後処理・精製・解析
反応の完結を確認後,後処理・精製を行い目的物の取り出しを行います. 得られたものの品質を,NMR・HPLC・LC/MSで解析.
16:00 報告会
グループのメンバー同士で毎日結果報告を行い,うまくいかなかった反応をどう改善していくかなど 話し合います.
ベテラン社員が多いので若手社員にとっては勉強になります.
16:30 退社
翌日行う反応の準備をして、日が出ているうちに退社します。
退社後はスポーツクラブに通い,肉体改造を行ったり,TVを見たり,漫画を読んだりと 好きなことをしてアフター5を満喫しています.