研究技術職(薬理評価)
職種:研究技術職_薬理評価
入社:2018年度新卒
出身:工芸科学研究科 応用生物学専攻
仕事内容
『中枢神経・疼痛疾患領域のげっ歯類in vivo薬理評価』
私は、主に中枢神経・疼痛疾患領域の創薬研究に携わっています。薬のもととなる化合物をラットやマウスに投与し、生化学的または行動学的にどのような効果があるかを、様々な試験を用いて評価しています。in vivo試験では特に、個体ごとの差や試験実施者ごとの差が結果に影響を与えることもあるため、再現性や精度を重視し、時には試験系の改善検討を行うなど、最も良い薬をいち早く患者さんに届けるために、非臨床試験で何ができるかを考えながら日々の業務を行っています。

やりがい/うれしかったエピソード
『新規評価系の技術導入・構築ができたとき』
入社1年目の時に、新規評価系の社内導入・構築を任されました。勿論、グループメンバーにサポートして頂いた上での挑戦でした。新しい評価系の導入は、既に論文化されていても、なかなか再現できずに断念してしまうことも多いです。しかし、グループのメンバーを始め沢山の方に協力を頂き、半年間かけて無事に構築を完了することができました。実際に社内で化合物の評価が始まった時はとてもうれしかったです。また、この評価系で新しくできたグループ外との繋がりは、今後の業務の幅を増やすきっかけにもなりました。
入社した理由
『技術で創薬を推進したい』
私は学生時代から試験系の改善や効率化など、もっとよい方法はないかを追求することを楽しく感じていました。ひとことで創薬研究といっても様々な役割があり、その役割はどんどん変わってきています。そんな中で、STARの、技術で創薬を推進するというミッションは、私の得意分野を活かすことができると感じ、この会社を選びました。入社後、想像以上にSTARはチャレンジする機会が多く、やりたいことや、成長したいという思いを会社が支援してくれると感じました。未来の創薬研究において担う役割が拡大したり、変化していったとしても、この人たちとチャレンジし続けていきたいと思えるような環境があり、今後はそれを皆さんと一緒につくっていきたいと思います。
私のとある1日
6:00 起床
8:15 出社・メールチェック
フレックス制度を活用して早く出社する人が多く,私の部署では遅い方です.
勿論もっと遅めに出社する人もおり,各々のライフスタイルに合わせて調整できます.
8:30 試験準備・実施
動物を扱う試験が多く,週の7~8割ほどは飼育室にいます. 複数人で試験を行うこともあるので,スケジューリングが重要です.
11:20 昼食・休憩
昼食はその日一緒に行動している人と食べに行くことが多いです.
季節のおすすめメニューやイベントメニューは貼り出されるので,チェックしています.
12:00 試験実施
試験によっては飼育室に籠りきりになるので,PCを持ち込んで待ち時間に資料作成をしたり,
場合によってはWebから会議に参加することもあります.
16:00 解析・会議
試験の結果が出たら解析後,塩野義製薬の担当者にメールで報告をします.
居室はオープンフロアで,担当者間の物理的な距離も近いので,デスクに出向いてその場で話し込むこともあります.
また,試験の都合上,会議は夕方にまとめて設定していることが多いです.
17:00 退社
翌日の予定確認・試験準備をして,退社します.