子宮頸管炎
子宮頸管(子宮の入り口で首のような部分)に起こる炎症で、放っておくと腹腔内に感染が広がり、骨盤内臓器の癒着による不妊症や、流産・早産の原因になることもあります。
症状
症状がないことも多いです。
膿(うみ)のようなおりものの増量や、尿道炎、子宮内膜炎、骨盤腹膜炎を併発している場合には排尿痛、下腹部痛、性交痛、発熱などがみられます。
病原体
クラミジア、淋菌(りんきん)など。
検 査
子宮頸管の分泌物から原因菌を調べます。
治 療
原因となる病原体に合った薬剤を使用します。
感染経路
性行為が多いほか、分娩時や人工妊娠中絶手術時などに細菌感染するケースもあります。
・法研:六訂版 家庭医学大全科
・金原出版:産婦人科感染症マニュアル
などを参考にして作成