予防しましょう!こどもの感染症消毒の種類と方法

消毒の種類と方法

消毒薬の種類と用途

消毒をする場所等に応じ、医薬品・医薬部外品として販売されている製品を用法・用量に従って使い分けましょう。
糞便やおう吐物、血液を拭き取る場合等については、消毒用エタノール等を使って消毒を行うことは適当でなく、塩素系消毒薬を使用します。

消毒薬の種類と用途

新型コロナウイルスの消毒、除菌に関する、上記の消毒薬の使用方法の詳細については、
「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html(外部サイトへ)
参照してください。


**ノロウイルスの消毒、除菌方法に関する、上記の塩素系消毒薬の使用方法の詳細については、
「ノロウイルスに関する Q&A(厚生労働省)」https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000856719.pdf(外部サイトへ)を参照してください。

次亜塩素酸ナトリウムの希釈方法

次亜塩素酸ナトリウムを含む家庭用塩素系漂白剤〈製品濃度が約6%の場合〉の希釈方法は
以下のとおりです。なお、使用する製品の濃度を確認の上、用法・用量に従って使用してください。

次亜塩素酸ナトリウムの希釈方法

※熱湯での希釈は行わない
※次亜塩素酸ナトリウム消毒薬の希釈液は、時間が経つにつれ有効濃度が減少することに留意する。
※製品によっては、冷暗所に保管するよう指示があるものがあり、指示に従い適切に保管することが必要となる。

消毒薬の管理、使用上の注意点

○ 消毒薬は、感染症予防に効果があるが、使用方法を誤ると有害になることもある。

○ 消毒薬の種類に合わせて、用途、希釈法等の正しい使用方法を守ることが重要である。

  • 消毒薬はこどもの手の届かないところに保管する。
  • 消毒薬は使用時に希釈し、毎日交換する。
  • 希釈するものについては、濃度、消毒時間を守り使用する。
  • ペットボトルを利用して希釈するときは、特に誤飲に気を付ける。
  • 消毒の実施時はこどもを別室に移動させ、消毒を行う者はマスクおよび手袋を付ける。
  • 使用時には換気を十分に行う。
  • 血液、おう吐物、下痢便等を十分に取り除いてから、消毒を行う。

○ 消毒薬を間違えて使用しないように、容器の色分け等の工夫が重要である。

 

手指の衛生管理

通常
  • 石けんを用いて流水でしっかりと手洗いする。
下痢・感染症発生時
  • 石けんを用いて流水でしっかりと手洗いした後に、消毒用エタノール等を用いて消毒する。
  • 手指に塩素系消毒薬は適さない。
  • 糞便やおう吐物の処理時には、使い捨て手袋を使用する。
備考
  • 毎日、清潔な個別タオルまたはペーパータオルを使う。
  • 食事用のタオルとトイレ用のタオルを区別する。
  • 利便性の観点から、速乾性手指消毒液使用も考える。
  • 血液は使い捨て手袋を着用して処理する。

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