ボランティアの方の感染症対策

ボランティアに行かれる方は、避難所で人が密になる環境や、清掃作業中の
汚水や汚泥、土ほこりなどが原因で、感染症にかかるリスクがあります。
ご自身が感染症にかからないように、また、被災地に感染症を持ち込まない
ために、以下の点に気をつけましょう。

被災地入りする前に気をつけることは?


  • マスク 被災地への出発前14日間に集団での会食や会合を行った方は
    ボランティアを控えてください。
  • マスク 体調が悪い場合は延期し、万全の体調で現地に向かい
    ましょう。
  • マスクや手指消毒用アルコールは十分な数を用意し、
    可能であれば体温計も各自で持参するようにしましょう。
  • マスク ワクチン接種歴を確認し、可能であれば望ましいと考え
    られるワクチン(麻しん風しん混合ワクチン、破傷風トキソイド
    ワクチン等)を接種してから現地に向かいましょう。
国立感染症研究所
被災地・避難所へボランティアに行かれる方の感染症予防について.
などを参考にして作成

被災地で活動中に気をつけることは?


  • 体温を測る 自分で体調管理をし、体調不良の場合は活動を休止します。
  • 訪問先、面会者などの行動記録をとりましょう。
  • 流水と石けんによる手洗いをしましょう。
    (特に食事前、調理前、トイレ後)
  • 体温を測る 流水の手洗いができない場合は、手指消毒用アルコール
    使用します。
  • 咳エチケットを厳守しましょう。
  • 清掃作業では、土ほこりや汚水などによる感染を防ぐため、マスクとゴーグルを着用します。
    防じんマスクやN95マスクなどを使用することが望ましいですが、これらが手に入らない場合は、花粉防止用マスクなどの活用が考えられます。
  • けがをしないよう、帽子かヘルメット、丈夫な手袋、長袖・長ズボンなどの肌が露出しない服、底の厚い靴を着用します。
  • 野外活動では、蚊やダニによる感染症(日本紅斑熱[にほんこうはんねつ]、ツツガムシ病、重症熱性血小板減少症候群[SFTS]など)、汚水や汚泥による感染症(レジオネラ症など)に注意します。 季節や場所によっては、虫除けスプレーを使用しましょう。
帽子、ヘルメット、手袋、長靴、を着た人
国立感染症研究所
被災地・避難所へボランティアに行かれる方の感染症予防について.
厚生労働省
被災した家屋での感染症対策.
厚生労働省
被災地での健康を守るために. p4.
内閣府
防災 Q&A
国立感染症研究所
がれき撤去作業等の際の感染予防について.
などを参考にして作成

関連リンク

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  • 避難所で症状が出たら?
  • 被災した家屋の清掃時の感染症対策
  • 災害時にかかりやすい感染症
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