SHIONOGIの歴史
1878年に塩野義製薬(SHIONOGI)の前身となる薬種問屋「塩野義三郎商店」が大阪道修町に誕生しました。その後、独力での「シノミン」の開発、世界初のオキサセフェム系抗生物質「シオマリン」を自社創製品の発売、ブロックバスターとなった「クレストール」の成功により一大製薬メーカーへと成長してきました。2010年代からは、抗HIV薬「テビケイ」、抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」をはじめとする新たな成長ドライバーを上市し、利益を生み出す経営体質へと進化してきました。
2020年にはSHIONOGIが2030年に実現したいVisionならびに、その達成に向けたビジネス変革による新たな成長戦略となるSTS2030 (Shionogi Transformation Strategy 2030) を発表し、その実現に向けて取り組みを加速させています。
SHIONOGIは今後も時代のニーズに応え、さらなる進化を目指していきます。
沿革
西暦(和暦) | SHIONOGIのできごと |
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1878年(明治11年) | 初代塩野義三郎、大阪道修町にて薬種問屋塩野義三郎商店を創業、和漢薬を販売 |
1886年(明治19年) | 取扱品を洋薬に転換 |
1897年(明治30年) | 欧米の商社と直接取引を開始 |
1909年(明治42年) | 自家新薬第1号制酸剤「アンタチヂン」製造、販売 分銅マークの商標登録 |
1910年(明治43年) | 塩野製薬所(大阪市福島区)を建設 |
1919年(大正8年) | 塩野義三郎商店と塩野製薬所を合併、株式会社塩野義商店に組織変更 |
1922年(大正11年) | 杭瀬工場(兵庫県尼崎市)を発足(現:杭瀬事業所)、工場内に研究室を設置 |
1924年(大正13年) | 大阪市道修町に本社新社屋を建設 |
1943年(昭和18年) | 塩野義製薬株式会社へ社名変更 |
1946年(昭和21年) | 油日農場(滋賀県)を開設(現:油日事業所) |
1949年(昭和24年) | 株式上場(東京、大阪両証券取引所) |
1950年(昭和25年) | 鎮痛薬「セデス」発売 |
1953年(昭和28年) | 総合ビタミン剤「ポポンS」発売 |
1957年(昭和32年) | 基本方針の制定 |
1958年(昭和33年) | シノミンの発見 ディテールマン制度を確立 |
1959年(昭和34年) | サルファ剤「シノミン」発売 |
1961年(昭和36年) | 中央研究所(大阪市福島区)を建設(現:医薬研究センターに集約) |
1963年(昭和38年) | 動物薬品部を設置(2002年譲渡)、植物薬品部を設置(2001年譲渡)、臨床検査室の業務開始(2002年譲渡) 台湾塩野義製薬(股)を設立 |
1964年(昭和39年) | 1社提供番組「シオノギ・ミュージックフェア」放送開始 |
1968年(昭和43年) | 摂津工場(大阪府摂津市)を建設 |
1976年(昭和51年) | 日亜薬品工業(株)を設立(現:シオノギファーマ(株)) |
1980年(昭和55年) | シオノギ渋谷ビル(東京都渋谷区)を建設 新薬研究所(大阪府豊中市)を建設(現:医薬研究センター) |
1982年(昭和57年) | オキサセフェム系抗生物質「シオマリン」発売 |
1983年(昭和58年) | 金ケ崎工場(岩手県)を建設 |
1988年(昭和63年) | 医科学研究所(摂津工場敷地内)を建設(現:医薬研究センターに集約) オキサセフェム系抗生物質「フルマリン」発売 |
1992年(平成4年) | シオノギ総合サービス(株)を設立(現:シオノギビジネスパートナー(株)) イーライリリー社からカプセル事業を買収(2005年売却) |
1993年(平成5年) | 新本社ビル(大阪市道修町)を建設 |
1997年(平成9年) | セフェム系抗生物質「フロモックス」発売 |
1998年(平成10年) | シオノギ行動憲章の制定(2012年改訂) オオモリ薬品(株)を発足(2002年売却) 武州製薬(株)を設立(2010年売却) |
2000年(平成12年) | 第1次中期経営計画スタート |
2001年(平成13年) | Shionogi USA, Inc.を設立(現:Shionogi Inc.) 海外JV:Shionogi-GlaxoSmithKline Pharmaceuticals LLCを設立し(後のShionogi-ViiV Healthcare LLC)、HIV感染症治療薬の共同研究開発を開始 |
2003年(平成15年) | がん疼痛治療薬「オキシコンチン」発売 |
2005年(平成17年) | 第2次中期経営計画スタート 高コレステロール血症治療薬「クレストール」発売 カルバペネム系抗生物質「フィニバックス」発売 |
2007年(平成19年) | シオノギ分析センター(株)を設立 がん疼痛治療用散剤「オキノーム」発売 |
2008年(平成20年) | 米国Sciele Pharma, Inc.を買収(現:Shionogi Inc.) 北海道大学との共同研究施設 シオノギ創薬イノベーションセンターを開設 高血圧症治療薬「イルベタン」発売 尋常性ざ瘡治療薬「ディフェリン」発売 特発性肺線維症治療薬「ピレスパ」発売 |
2010年(平成22年) | 第3次中期経営計画スタート シオノギテクノアドバンスリサーチ(株)を設立 大阪大学大学院医学系研究科附属PET分子イメージングセンターを開設 抗インフルエンザウイルス薬「ラピアクタ」発売 抗うつ薬「サインバルタ」発売 |
2011年(平成23年) | 中国製薬企業 C&O Pharmaceutical Technology (Holdings) Limitdを買収 医薬研究センター(SPRC)内に研究所新棟 SPRC4を建設、創薬研究機能を集約 |
2012年(平成24年) | 欧州子会社 Shionogi Limited(英国)を設立 ヴィーブヘルスケア社とのHIV感染症治療薬に関する新たな枠組みの契約を締結 がん疼痛治療用注射剤「オキファスト」発売 高血圧症治療薬「アイミクス」発売 |
2013年(平成25年) | 北京塩野義医薬科技有限公司(中国)を設立 Shionogi Singapore Pte. Ltd.を設立 アストラゼネカ社とのクレストールのロイヤリティーに関する契約を変更 閉経後膣萎縮症治療薬「Osphena」米国で発売 高血圧症治療薬「イルトラ」発売 |
2014年(平成26年) | 中期経営計画「Shionogi Growth Strategy 2020(SGS2020)」スタート HIV感染症治療薬「テビケイ」発売 |
2015年(平成27年) | HIV感染症治療薬「トリーメク」発売 アレルゲン免疫療法薬「アシテア」発売 血小板減少症治療薬「ムルプレタ」発売 |
2016年(平成28年) | 中期経営計画「SGS2020」をupdate シオノギヘルスケア(株)設立 高コレステロール血症治療薬「クレストールOD錠」発売 |
2017年(平成29年) | 国内グループ会社を設立 癌疼痛治療剤「メサペイン」発売 注意欠陥/多動性障害治療剤「インチュニブ」発売 オピオイド誘発性便秘症治療薬「Symproic」米国で発売 オピオイド誘発性便秘症治療薬「スインプロイク」発売 持続性癌疼痛治療薬「オキシコンチンTR錠」発売 |
2018年(平成30年) | シオノギファーマ(株)設立 欧州子会社Shionogi B.V. 設立 抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」発売 血小板減少症治療薬「Mulpleta」米国で発売 抗HIV薬「ジャルカ」発売 |
2019年(平成31年/令和元年) |
シオノギ教育研修センターを尼崎市に開設 オピオイド誘発性便秘症治療薬「Rizmoic」欧州で発売 抗インフルエンザウイルス薬「紓伏效」台湾で発売 注意欠陥/多動性障害治療剤「ビバンセ」発売 |
2020年(令和2年) | 中期経営計画「Shionogi Transformation Strategy 2030(STS2030)」スタート 中国平安保険との合弁会社「平安塩野義有限公司」設立 米国Tetra社の完全子会社化 シオノギファーマによるナガセ医薬品の子会社化 グラム陰性菌感染症治療薬「Fetroja」米国で発売 グラム陰性菌感染症治療薬「Fetcroja」欧州で発売 |
2021年(令和3年) | 新型コロナウイルスの下水疫学調査サービス開始 オピオイド誘発性便秘症治療薬「スインプロイク」 台湾で発売 |
2022年(令和4年) | 島津製作所との合弁会社「株式会社 AdvanSentinel」の設立 一般財団法人「シオノギ感染症研究振興財団」の設立 SHIONOGIグループブランドの構築とグループブランドマークの制定 Yui Connection株式会社の設立 新型コロナウイルス感染症治療薬「ゾコーバ」 発売 |