知っておきたい!こどもの感染症はしか(麻しん)

はしか(麻しん)
特徴

症状
初期に、高熱、咳、鼻水、結膜充血、目やに等
経過
発熱は一時期下降傾向を示すが、再び上昇。
この頃には口の中に白いぶつぶつ(コプリック斑)がみられる。
その後、顔や頸部に発しんが出現。
発しんは赤みが強く、やや盛り上がっており、徐々に融合するが、健康な皮膚面が残る。
やがて解熱し、発しんは色素沈着を残して消える。
合併症
肺炎・中耳炎・熱性けいれん・脳炎 等
特に肺炎や脳炎を合併した場合、重症となることがあり注意が必要。

はしか(麻しん)
治療・予防

治療
はしか(麻しん)に対する有効な治療法はない。
予防
はしか(麻しん)は空気感染するが、感染力が非常に強いため、発症者の隔離等のみにより感染拡大を防止することは困難である。
このため、麻しん含有ワクチンの接種が極めて有効な予防手段となる。
原則として、麻しん風しん混合(MR)ワクチンを接種。
麻しん未罹患者が麻しん患者と接触した場合、接触後72時間以内に緊急的にワクチン接種すれば、発症を予防できる可能性がある。

はしか(麻しん)
感染経路等

感染経路
飛沫感染・接触感染・空気感染(飛沫核感染)
感染力は非常に強く、免疫がない場合はほぼ100%の人が感染。
病原体
麻しんウイルス
潜伏期間
8~12日
登園・登校の目安
解熱後3日を経過

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