知っておきたい!こどもの感染症おたふくかぜ(流行性耳下腺炎・ムンプス)
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎・ムンプス)
特徴
- 症状
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主な症状は、発熱と唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)の
腫脹・疼痛である。
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発熱や耳下腺腫脹・疼痛はないこともあり、
明らかな症状のない不顕性感染例が約30%存在する。
不顕性感染の割合は乳児で多く、年齢とともに低下する。
- 経過
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発熱は1~6日間続く。
唾液腺の腫脹は、まず片側が腫脹し、数日して反対側が腫脹することが多い。
発症後1~3日にピークとなり、3~7日で消える。
腫脹部位に疼痛があり、唾液の分泌により痛みが増す。
- 合併症
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無菌性髄膜炎・難聴・脳炎・脳症・精巣炎・卵巣炎
等の重い合併症をきたすことがある。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎・ムンプス)
治療・予防
- 治療
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流行性耳下腺炎に特異的な治療法はなく、解熱鎮痛剤、患部の冷却等の対症療法が行われる。
通常は1~2週間で治癒する。
- 予防
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日本では、1歳以上のこどもに対する任意予防接種として生ワクチンの接種が可能である。
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不顕性感染症でも唾液中にウイルスが排出されており、感染源となるため、発症者の隔離等のみにより感染拡大を防止することは困難である。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎・ムンプス)
感染経路等
- 感染経路
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飛沫感染・接触感染・不顕性感染でも唾液中にウイルスが排出されており、感染源となる。
- 病原体
- ムンプスウイルス
- 潜伏期間
- 16~18日
- 登園・登校の目安
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耳下腺、顎下腺、舌下腺の腫脹が発現してから5日経過し、
かつ全身状態が良好になっていること
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