こどもは、感染症による症状により不快感や不安感を抱きやすいため、
安心感を与えるように適切に対応しましょう。
こどもは抵抗力が弱く、身体の機能が未熟です。
成人とくらべて、感染症にかかりやすい、呼吸困難になりやすい、脱水症をおこしやすいという
生理的特性がありますので、いつもと違うこどものサインには、できるだけ早く気づいて対応することが重要です。
日頃から、下記のチェックポイントに気を付けながら、お子様の様子を観察するように心がけましょう。
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- 顔色・表情
- 顔色がいつもと違う
- 表情がぼんやりしている
- 視線が合わない
- 目つきがおかしい
- 無表情である
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- 睡眠
- 泣いて目がさめる
- 目覚めが悪く機嫌が悪い
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- 食欲
- 普段より食欲がない
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- 皮膚
- 赤く腫れている
- 湿しんがある
- カサカサしている
- 水ほう、化膿、出血がみられる
- 紫斑がある
- 肌色が蒼白である
- 虫刺されで赤く腫れている
- 打撲のあざがある
- 傷がある
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- 目
- 目やにがある
- 目が赤い
- まぶたが腫れぼったい
- まぶしがる
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- 鼻
- 鼻水がでる
- 鼻づまりがある
- 小鼻がピクピクしている
(鼻翼呼吸)
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- 耳
- 痛がる
- 耳だれがある
- 耳をさわる
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- 口
- 口唇の色が悪い
(紫色<チアノーゼ>) - 口の中が痛い
- 舌がいちごの様に赤い
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- のど
- 痛がる
- 赤くなっている
- 声がかれている
- 咳がでる
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- 胸
- 呼吸が苦しそう
- ゼーゼーする
- 胸がへこむ
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- お腹
- 張っていて さわると痛がる
- 股の付け根が腫れている
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- 尿・便
- 回数、量、色の濃さ、においが
いつもと違う - 血尿がでる
- 下痢、便秘
- 血便、白色便が出る
保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)<2023(令和5)年10月一部修正>(こども家庭庁)を加工して作成