SHIONOGIグループ・事業所における活動
SHIONOGIグループでは、地域社会の発展につながる活動に積極的に取り組んでいます。
次世代の育成
SHIONOGIグループでは、次世代を担う子どもたちの育成につながる様々な支援に取り組んでいます。
SHIONOGIグループでは、中学・高校・大学・大学院生の企業訪問や、就労支援機関・特別支援学校を対象とした職場体験実習の受け入れにより、子どもたちの社会的自立への支援を行っています。
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |||
塩野義製薬 | 研究所見学 | 回数(回) | - | 4 | 4 |
延べ参加生徒・学生(人) | - | 47 | 74 | ||
延べ参加従業員(人) | - | 25 | 20 | ||
企業訪問学習(本社) | 回数(回) | - | 1 | 3 | |
延べ参加生徒・学生(人) | - | 32 | 142 | ||
延べ参加従業員(人) | - | - | - | ||
シオノギファーマ | 工場見学 | 回数(回) | 11 | 15 | 26 |
延べ参加生徒・学生(人) | 134 | 265 | 444 | ||
延べ参加従業員(人) | 42 | 73 | 123 | ||
シオノギスマイルハート | 職場体験学習 | 回数(回) | - | 5 | 8 |
延べ参加者(人) | - | 7 | 10 | ||
延べ参加従業員(人) | - | 20 | 20 |
研究所見学に参加した学生さんの声
・多くのことを学び、自分達が安心して医薬品を使用できることにもっと感謝したいと強く思った
・研究環境に対する理解が深まった
・企業で働くことについてイメージが変わった
事業所近郊の学校や施設などに従業員が出向いて出前授業を実施しています。若者や子どもたちの夢やモチベ―ションを高め、従業員の成長や士気向上にもつながっています。
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
回数(回) | 3 | 4 | 5 |
延べ参加従業員(人) | 5 | 8 | 27 |
金ヶ崎工場の従業員が近隣の高校において、出前授業を行いました。
医薬研究センターに隣接する豊中市立グリーンスポーツセンターにおいて、シオノギビジネスパートナーの協力のもと、みつぼのサイエンスラボ「液体窒素で遊んでみよう!」が開催されました。未来の世界を担う子どもたちが科学について楽しく学ぶ機会となりました。
内容
物質の3態/ さんたい(固体、液体、気体)について、液体窒素を使って、楽しく体感しながら学ぶ。
①知っているようで知らない事だらけ。~みんなの周りにもある「窒素(ちっそ)」ってなんだろう?
② モノの3 つの驚きのカタチ(3態)。~液体の窒素を使って身近なものを一瞬で凍らせてみよう!!
③ 固い体と書く「固体」のアソビ実験!~凍ったバナナで本当に釘を打てるのか??
④ みんなで実験をふりかえり、“驚き” と“楽しみ” をみんなで話しあいましょう。)
スポーツを通じた次世代の育成支援として、女子ソフトボール部では主に小中学生、高校生を対象としたソフトボール教室を実施しています。
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
回数(回) | 3 | 5 | 16 |
延べ参加者(人) | 255 | 373 | 2101 |
延べ参加従業員(人) | 27 | 34 | 218 |
● 多様な学びの機会の提供
SHIONOGIとロートこどもみらい財団で、ロートシップ※に在籍する「自分らしさを表現できる居場所」を持たない子どもたちを対象に自分の個性を見つめ、発見及び探究し続けることができる居場所作りを目的に、3日間のオンライン教育プログラムを開催しました。
油日植物園の歴史と医薬品創製との関係、生物多様性を学ぶプログラムを提供する場となりました。
※ロートシップ:ロートこどもみらい財団が提供する登録制のコミュニティプラットフォーム
地球環境の保全
● 油日植物園を通じた活動
油日植物園では、環境省発行のレッドリストに該当する絶滅危惧種(73種)を含めた希少種の保全に取り組んでいます。また、次世代を担う子どもたちの教育支援として、近隣の小学校内に薬草園を設置し、そこで栽培した植物を利用した体験授業を行っています。京都薬科大学の植物園の先生方を講師としてお招きして実施しています。
植物園見学は、油日植物園が所在する滋賀県在住のシニアの方の学びの機会としてもご活用いただいています。
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | ||
植物園見学 | 回数(回) | 4 | 13 | 20 |
延べ参加者(人) | 84 | 153 | 335 | |
延べ参加従業員(人) | 13 | 64 | 64 | |
出前授業 | 回数(回) | 4 | 4 | 4 |
延べ参加従業員(人) | 12 | 20 | 18 |
ササユリは開花期間が1週間程度と短いため、決まった日程にタイミング良く開花させることは難しいのですが、植物園を管理している油日アグロリサーチ(株)からの資材・設備の提供で、開花調整しながら栽培し、式典当日は綺麗に開花したササユリの展示に成功しました。
● 昆布の森再生プロジェクト
シオノギヘルスケアは、2021年7月に北海道函館市にて、絶滅の危機にある天然ガゴメ昆布の保護と養殖ガゴメ昆布の利用向上の仕組みを構築することを目的とした「昆布の森再生プロジェクト」を函館市との産官連携で開始しました。「フコイダン」という成分を多く含むガゴメ昆布の天然物は海水温の上昇などの影響で産地消滅の危機にあります。天然から養殖に切り替えることで、天然ガゴメ昆布の保護を通じて、ガゴメ昆布の生産量を回復させたいと考えています。
● 環境保護活動(生物多様性の保持、天然種の保護・再生)
シオノギファーマでは、環境保護活動、生物多様性の保持に寄与する取り組みの一つとして、SUNTORYと協働して全拠点にオリジナルの自動販売機を展開しています。油日植物園やシオノギヘルスケアの昆布の森再生プロジェクトの取り組みを自動販売機にデザインすることにより「見える化」し、日常のふとした瞬間に従業員が環境保全を考えることで意識向上を図っています。また自動販売機の売り上げの一部を関連する外部環境保護団体へ寄付することで、社会課題解決へ貢献しています。
● イニシアチブへの参画
2023年9月に、30by30目標達成に向けた取り組みの促進という発足趣旨に賛同し、有志の企業・自治体・団体によるイニシアチブ「生物多様性のための30by30アライアンス」※に参画しました。2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させる「ネイチャーポジティブ」という国際的なゴールに向けて、SHIONOGIとしても今後も生物多様性の保全に向けた活動を強化していきます。
※生物多様性のための30by30アライアンス:30by30(2030年までに地球上の陸と海の少なくとも30%を保全することを目指した国際的な目標)の達成に向けた取り組みをオールジャパンで進めるために設立された行政・企業・NPO などの有志連合
●事業所周辺の清掃活動
この活動は、一人暮らしの高齢者が元気に過ごされているか確認するための見守りの役目も果たしています。
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
回数(回) | 21 | 75 | 94 |
延べ参加従業員(人) | 381 | 721 | 882 |
その他の取り組み
● フードバンクへの寄贈
社内に備蓄している非常食をフードバンクを通じて、福祉施設・支援機関等で有効利用していただくことにより、「食」がつなぐ地域の居場所づくりとフードロス削減に貢献します。従業員からの提案により開始した活動です。今後も引き続き、持続可能な社会の実現を目指し、社会課題の発見と解決に向けて取り組んでまいります。
2021年度から本社および近郊オフィスに設置してあるアサヒ飲料株式会社の自動販売機※1の売り上げの一部を、「全国食支援活動協力会」※2へ寄付しています。
- ※1売上金に応じて設置先が取得する売上手数料の一部を希望する寄付先へ自動で寄付できる仕組み
- ※2「全国食支援活動協力会」は「ミールズ・オン・ホイールズ ロジシステム(通称MOWLS)」という名称で、こども食堂等の居場所づくり活動を通した食の分配体制整備に取り組んでいます
● 献血活動
SHIONOGIグループでは例年、事業所における献血活動を実施しています。
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
参加事業所数(回) | 6 | 5 | 6 |
延べ回数(回) | 9 | 7 | 7 |
延べ参加従業員(人) | 248 | 157 | 175 |
● リサイクルを通じた社会貢献活動
シオノギファーマ伊丹工場では、ペットボトルキャップのリサイクルを通じた発展途上国へのワクチン提供、ドリンク缶プルタブのリサイクルを通じた車いす寄贈に取り組んでいます。
全国各地で地域活動に取り組む高校生によるサミットの開催にあたって、シオノギキャリア開発センター株式会社が会場を提供するとともに、講師として講演を実施しました(2021年8月)。
● おくすり教室
2021年12月に、大阪市のキッズスクールGloridgeの冬休みイベント「おくすり教室」がCMCイノベーションセンターで開催されました。
Gloridgeでは、V:DRIVE(公益財団法人 大阪産業局が運営するベンチャー企業での派遣研修プログラム)でSHIONOGI社員が研修中であることから、今回のイベント実施が企画されました。
イベントには3歳~6歳のお子さん12名にご参加いただき、CMC研究本部員による講義(風邪・手洗い・薬について)や体験実験(錠剤・カプセル剤作り、分析体験など)を通じて、科学や薬に対する好奇心を深めるきっかけとしていただきました。
2021年度にUMNファーマ秋田工場では、医薬事業本部 第一営業部 秋田営業所と協働し、秋田県医師会・秋田市医師会の医師を対象に工場見学の受け入れを行いました。
● キープ・ママ・スマイリングへの寄贈
2021年度にシオノギヘルスケアより、小児病棟で入院中のお子さんに付き添うご家族への支援を行っている非営利活動法人「キープ・ママ・スマイリング」へ、感染対策として「イソジンクリアうがい薬」を、健康食品支援として「健腸計画トトノエール」を寄贈しました。寄贈した製品はお弁当と共にお届けする「ミールdeスマイリング」や「付き添い生活応援パック」として付き添いご家族の元へ届けられました。
付き添いご家族からの声
•うがい薬は部屋が乾燥しているのでケアできてよかった。
•今ならではのうがい薬があり助かった。
•生活が変わってしまって腸の調子が良くないのでトトノエールはすぐに試してみたいです。
•お腹の調子が良くなかったのでシオノギヘルスケアのビフィズス菌が特にありがたかったです。
● Shionogi Inc.における取り組み
・治療期間に家族と一緒に滞在できる簡易宿泊施設を運営するBurn foundation of Americaへ寄付しました
・Verizon社主催の5キロマラソンへの参加による寄付により、地元の虐待を受けた女性の保護施設を支援しました
・アリゾナ州フェニックス市周辺の病院で勤務されている方々へ、食料飲料、文具などを各自がメッセージを添えてプレゼントしました
・テディベアを南フロリダのドナルド マクドナルド ハウス慈善団体に寄付しました。
・感謝祭のために、保存可能な食品と七面鳥をモリス郡異宗教間フードパントリー ネットワークに寄付しました。
・ニュージャージー州プレーンフィールドのエバーグリーン小学校で子供たちと教師に ホリデーギフトを購入しました
・ドレス・フォー・サクセスと米国ベトナム退役軍人会のために、丁寧に使用されたビジネスおよびビジネスカジュアルの衣類を集めました。