近年、子どもたちが置かれている環境下では、各々の個性を十分に発揮させることが難しく、子どもたち自らが自分の個性を見つめ、発見・探究し続けられる「居場所」が少ないと言われています。2023年4月に文部科学省に設置された、誰一人取り残されない学びの保証に向けた不登校対策推進本部では、学びにアクセスできない子どもたちをゼロにすることを目指した計画の策定が進められています。※1

 

これまで塩野義製薬「こどもの未来支援室」は2017年4月より、次世代を担う子どもたちの学びや健やかな成長を支援する活動を進めてきました。

2023年4月に同様の活動を実施していた一般財団法人ロートこどもみらい財団と「子どもたちが自分らしさを表現できる社会づくり」に向けた包括連携協定を締結し、子どもたちが将来の自立を見据えて自分らしさを表現できる居場所の創出に向けた第一歩として、魅力的な学びのプログラムの新規開発、提供を通じ、子どもたち一人ひとりのウェルビーイングの向上を目指した活動をしています。

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油日植物園の歴史と医薬品創製との関係、生物多様性を学ぶプログラムの提供

 

●2023年度

SHIONOGIとロートこどもみらい財団で、ロートシップ※2に在籍する「自分らしさを表現できる居場所」を持たない子どもたちを対象に自分の個性を見つめ、発見及び探究し続けることができる居場所作りを目的に、SHIONOGIグループが有する「油日植物園」を題材に3日間のオンライン教育プログラムを開催しました。

日時:2023年7月27日、8月7日、9月14日

対象:3日間延べ34名

 

  1. ※1
    文部科学省:誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策
  2. ※2
    ロートシップ:ロートこどもみらい財団が提供する登録制のコミュニティプラットフォーム