シオノギは、既存の標準治療よりも優れた革新的な薬剤を創ることを通じて、グローバルヘルスをより良くすることに貢献してまいります。
シオノギのコア疾患領域は感染症と疼痛・神経ですが、先進国ですら、それらの領域では充分な治療を得ることが難しい状況です。一般社団法人グローバルヘルス技術振興基金(以下、GHIT Fund)は2013年に設立された組織で、エイズ、結核やマラリア、顧みられない熱帯病といった領域に焦点を当てており、発展途上国で蔓延する感染症を制圧するため、日本の研究技術を用いた医薬品・ワクチン・診断薬の開発を推進しています。シオノギはGHIT Fundの設立当初からの加盟会社であり、またその他にも日本国政府やビル&メリンダ・ゲイツ財団ともパートナーシップを結んで新たな治療法の研究・開発を進めています。

顧みられない熱帯病(NTDs)への取り組み

リーシュマニア症とシャーガス病等をはじめとしたNTDsは、開発途上国を中心に生命を脅かしているものの、有効な治療薬の開発は進んでおらず、国際的な保健問題になっています。シオノギでは、これまで感染症治療における多くの課題の解決のために、保健医療の様々な分野のパートナーと連携しており、NTDsについても外部連携を通じて積極的に取り組んでいます。

GHIT基金への参画

必要な抗生物質の開発を促進するためのファンドが、世界的に盛んに設立されています。日本においても海外との協業を促進しながら資金を提供する非営利組織としてGHITファンド2013年に設立されています。当社は、GHIT基金に設立時より参加し続け、GHIT基金に資金を拠出をする一方、GHIT基金からの資金提供を受けて、リーシュマニア症やシャーガス病の候補化合物探索のためのプログラムへの参画など、NTDsをはじめとした感染症の克服に積極的に取り組んでいます。

DNDi(顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ)の創薬コンソーシアムへの参画

シオノギはDNDiとの連携のもと、複数の製薬企業とともに「顧みられない熱帯病(NTDs)創薬ブースター」のコンソーシアムに2015年設立当初から取り組み続けています。

世界で最も顧みられない熱帯病であるリーシュマニア症とシャーガス病の早期における創薬を加速し、かつコストを削減する試みであり、プロジェクトのほとんどにおいて有望なヒット化合物が得られています。各プロジェクトではこれまでに化合物合成のコストを数万ドル節約しており、さらに創薬プロセスの期間をおよそ2~3分の1に短縮させています。これらの成果が評価され、2016年度DNDiプロジェクト・オブ・ザ・イヤー(DNDi Project of the Year 2016)を受賞しました。