発展途上国におけるヘルスケアシステムの強化
アフリカでの医療アクセス向上
Mother to Mother SHIONOGI Project
SHIONOGIは、SDGsの目標3に掲げられているUHC(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ)の達成に向け、ケニアにおいて「Mother to Mother SHIONOGI Project」を進めています。
サハラ砂漠以南のサブサハラは、妊産婦や5歳未満児の死亡率が極めて高い地域です。
多様なパートナーとともに、企業、NGOなどそれぞれの強みを活かすコレクティブ・インパクト※を通じて、母子の保健課題解決に向けて取り組んでまいります。
- ※複数の組織(企業や行政、NGO/NPOなど)が協力し、社会課題の解決に取り組むことで効果を最大化すること
活動実績(第1期、第2期事業通算)


- ※各地域で母親同士のグループを結成し、母子保健・栄養などに関して教え合う機能(ピア教育)

Access Accelerated への参画
SHIONOGIは、2017年よりAccess Acceleratedに参画しています。
地域の保健サービスの強化を通じて母子の医療アクセス向上に寄与する活動であるMother to Mother SHIONOGI Projectは、Access Acceleratedのプログラムとして「Access Accelerated Year Four Report(外部リンク)」に掲載されています。SDGsの目標3のターゲットに掲げられている「2030年までに、非感染性疾患(NCD)による早期死亡を、予防や治療を通じて3分の1減少させ、精神保健および福祉を促進する」の達成に貢献するため、今後もAccess Acceleratedを通じた取り組みを進めていきます。

臨床試験の加速と技術移転
SHIONOGIの医薬品を必要とする方々へのアクセスを改善し、グローバルヘルスへ貢献するためには、早期開発を実現する大規模臨床試験の基盤構築と必要量に耐えうる生産体制の確保が課題です。
こうした課題を解決するため、ベトナム保健省とCOVID-19を含む感染症対策に関する基本合意を2021年11月に締結しました。目下の課題であるCOVID-19対策においては開発中のワクチンおよび経口治療薬のベトナムでの臨床試験を促進するとともに、ベトナム政府へのワクチンの製造技術移管への協力などについて協議を進めています。
また、2021年12月には、COVID-19遺伝子組み換えワクチン(S-268019)についてグローバル第3相臨床試験をベトナムで開始しました。