shionogi ロゴ
World Vision ロゴ。この子を救う。未来を救う。

SHIONOGIは2015年から国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパンとともに、ケニアの新生児・乳幼児・妊産婦の死亡率低減に取り組んでいます。

新型コロナウイルス感染症が国際社会に大きな影響を与える中、途上国における医療アクセスは益々困難な状況下にあります。

ケニア共和国では、妊産婦死亡率は日本の68倍、5歳未満児死亡率は日本の22倍と、SDGs目標3の達成に向けて未だ大きな課題が残されており、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)達成に向けた具体的な取り組みが求められています。

本活動は、会社からの寄附と従業員からの寄附(SHIONOGI社会貢献支援会「ソシエ」)により進めています。

 

持続可能な社会の実現には、次世代の子どもたちが健康に育つ環境が不可欠です。

Mother to Mother SHIONOGI Projectは、妊産婦・新生児・乳幼児を予防可能な死から守り、ヘルスケアシステムの強化を通じて、UHC(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ)の達成を目指します。

 

※ The State of the World's Children 2021 On My Mind: Promoting, protecting and caring for children’s mental health.(UNICEF)

活動実績(第1期、第2期事業通算)

医療サービスを受けたのべ人数。診療所、105,522人。巡回診療、21,728人。
持続的な活動に向けて。Mother to Mother グループ人数、XXX人。
  • 各地域で母親同士のグループを結成し、母子保健・栄養などに関して教え合う機能(ピア教育)

プロジェクトコンセプト

日本からアフリカへ、ママがつなげる元気のバトン Mother to Mother SHIONOGI Project

“Mother to Mother”の起源

Mother to Mother SHIONOGI Projectは、会社を休職し、青年海外協力隊のエイズ対策隊員として、2009年にケニアに赴任したSHIONOGI従業員の思いから始まりました。

イメージ画像

“子どものために治療を頑張るケニアのお母さんを助けたい”

毎回、ちゃんと病院に通って、治療を継続している方々がいました。
それがお母さんです。
彼女たちは、子どもや家族を守らないといけない。
そのためには、自分の健康とも向き合わないといけない。
頑張るお母さんたちの姿が常に目の前にありました。

 

“薬を提供するだけではそれを必要とする人々に全然届いていない”

薬を無償で提供すれば、必要な人々に届いて救われる、
日本にいるときはそう思っていました。
でも、実際現地に行ってみると、薬を提供するだけでは全然届いていない。
はがゆさをもったまま日本に帰国しました。
何もできない腹立たしさを感じながら、ずっと考えて、考えて、
たどりついたのが、感染症とずっと戦ってきたSHIONOGI。企業の力を使おう。

写真中央:土田 愛
イメージ画像

この思いに共感する人がSHIONOGIの中で増えていき、国際NGOワールド・ビジョンとのパートナーシップにより、ケニアにおける母子保健支援がスタートしました。

サブサハラ・アフリカの母子保健課題

サブサハラ・アフリカ地域では、今でもなお、5歳未満児死亡率は出生1,000件中78件、妊産婦死亡率は出生10万人当たり533人※1に上り、SDGsにおいて掲げる目標(それぞれ25件以下、70人未満※2)との間にはまだ大きな隔たりがあります。

SDGs
サブサハラ・アフリカが全体の半分以上を占めている
妊産婦死亡、サブサハラ・アフリカ:68%。5歳未満児死亡、サブサハラ・アフリカ:54%
死亡要因の多くは出生と感染症に関係
5歳未満児死亡の47%は新生児が占めている
5歳未満児の死亡要因、感染症:42%、出生関連:31%、その他:27%
  1. ※1
    unicef THE STATE OF WORLD’S CHILDREN 2019 Children, food and nutrition
  2. ※2
    持続可能な開発目標(SDGs)指標仮訳(総務省)
  3. ※3
    Child Mortality Report 2019

母親の妊娠・出産の環境改善および子どもの感染症を中心とした対策が必要

5歳未満児死亡のうち47%は生後28日未満に発生し、その1/3以上は生まれた当日に生じており、ほとんどが予防可能だと言われています。子どもが最も脆弱な時期(とくに新生児)に、適切な医療サービスを届けることは、その国の社会の持続的な繁栄につながります。

<ケニアの母子保健課題>

ケニアでは広大な国土に対し診療所の数が非常に少なく、医療従事者の不足や、地域住民の保健や栄養に関する知識不足、ジェンダー不平等の問題などにより、多くの方の医療サービスへのアクセスが制限されています。

また、安全で清潔な水へのアクセスも限られており、下痢の発症率が高いなどの課題があります。

 

これらを解決するため、ケニアのナロク県、キリフィ県において、2つの母子保健支援事業を実施しています。詳細は各事業のページをご覧ください。

体調を崩した子どもを診療所へと連れていく家族
体調を崩した子どもを診療所へと連れていく家族

2つの母子保健支援事業概要

本事業は、ワールド・ビジョンが長年にかけて地域の開発援助に取り組まれているエリアを対象に、「保健・栄養」のセクターを支援しています。
  第1期事業 第2期事業
事業地 ナロク県オスプコ郡 イララマタク地域 キリフィ県ガンゼ準県 バンバ地域、ジャリブニ地域
期間

2015年10月~2020年9月(5年間)
2020年10月~2021年7月
(COVID-19により期間を延長)

2020年4月~2023年3月(3年間)
パナソニック ホールディングス株式会社 連携事業
支援施設数 1施設 3施設
受益者数 合計 14,612人 合計 77,506人 
直接受益者:5,947人
間接受益者:8,665人 
直接受益者: 28,196人
間接受益者: 49,310人 
事業費 1億615万円 1億8000万円
アフリカ、ケニア、地図

プロジェクトビジョンと事業活動の3本柱

ビジョン

お母さんと子どもたちの健康管理を自立的かつ持続的に行えるコミュニティの実現

 

プロジェクト目標

妊産婦・授乳婦および5歳未満児の健康を改善する

 

事業活動の3本柱 

本プロジェクトでは、妊産婦の出産環境を整えるだけではなく、コミュニティへの教育・啓発や保健人材の能力強化、水衛生環境の整備、政府へのアドボカシー等を通じて、地域の健康管理の自走を目指しています。

イメージ写真

妊産婦・授乳婦・5歳未満児の母子保健サービスへのアクセス向上

  • 保健施設の整備
  • 保健人材の能力強化
  • 巡回診療の実施等
イメージ写真

コミュニティの栄養・水衛生行動改善の仕組み整備

  • 水供給施設の整備
  • 栄養・衛生教育
  • 栄養プログラムの実施
  • コミュニティと学校において適切な衛生知識と行動の浸透
イメージ写真

保健システムマネジメントの強化

  • 地域住民による保健サービス課題への参画
  • 政府・パートナーとの定期会合
  • モニタリング・評価の強化
  • 保健人材からコミュニティへ持続的に教育啓発がなされている
  • 地域住民が保健サービスの意義を理解して、医療サービスへアクセスしている
  • 適切な栄養・水衛生行動が習慣化されている
  • 地域住民が主体となって保健サービスの改善に取り組んでいる
  • 政府・パートナーが連携し、事業のモニタリングができている

プロジェクト目標

妊産婦・授乳婦および5歳未満児の健康を改善する

プロジェクト目標

自立的な保健サービス運営ができる

プロジェクトビジョン

お母さんと子どもたちの健康管理を自立的かつ持続的に行えるコミュニティの実現

  • 十分かつ効率的な保健人材、医療物資、保健サービスのための財源、リーダーシップとガバナンス、保健サービスの提供と保健マネジメント情報システム
    (WHO’s Framework for Action, Geneva, 2007)
Mother to Mother ロゴマーク