SHIONOGIの企業活動をグローバルに拡大するに伴い、企業経営における税務上の課題への対応はより重要性を増しています。そこで、それらを行う際の方針としてSHIONOGIグループ税務ポリシーを制定しました。このポリシーは、すべての国と拠点地域において、法の精神及び立法趣旨を理解した上で、税に関わるあらゆる法令及び規定の遵守に努め、適切な税務コンプライアンスを徹底することを宣言しています。 

 

SHIONOGIでは、取締役会を経て任命された経理財務担当執行役員が取締役会・監査役会に対する説明責任を担っています。その責任の下、経理財務責任者が、税務上の課題を適切に対処できる体制を構築するとともに、各国、地域ならびに国際的な税務に関する報告・管理を行っています。特に、重大な税務リスクが生じた場合には、経理財務担当執行役員を通じて代表取締役社長、取締役会に適時報告を行っています。

 

また、国際的な課税関係に関する取り組みとして、税の透明性確保や国際的な租税回避を防止するために重要な取り組みであるOECDによるBEPSプロジェクトを支持し、事業展開国で適切な納税を行っています。特にBEPS2.0の第2の柱のうちグローバルミニマム課税の趣旨を理解し、本取り組みを支持しています。

 

SHIONOGIは今後も、事業を展開するすべての国と拠点地域での適切な納税を遵守することを徹底し、社会発展に貢献していきます。