Mother to Mother SHIONOGI Project
考え方
一人の社員の想いから始まったプロジェクト
Mother to Mother SHIONOGI Projectは、アフリカで青年海外協力隊としてHIV対策活動に携わった社員の経験から始まりました。
無償で治療を受けられる環境があるにもかかわらず、医療従事者や相談支援体制の不足などにより、多くの患者が治療を継続できない状況がありました。そのような中でも、最後まで治療を続けていたのは「子どものために健康でありたい」と願うお母さんたちでした。
私たちの活動は、お母さんと子どもの「予防可能な死」を防ぎたいという想いからスタートしました。
サブサハラアフリカの母子保健課題
- ※1unicef THE STATE OF THE WORLD ’S CHILDREN 2023
- ※2持続可能な開発目標(SDGs)指標仮訳(総務省)
- ※3Child Mortality Report 2023
Mother to Mother SHIONOGI Projectを通じたヘルスケアシステムの強化
目標と実績
Mother to Mother SHIONOGI Projectが目指す姿
活動の全体像
インフラ整備
- 保健施設の整備
- 機材および備品の整備
- 巡回診療の実施
- 水供給施設の整備等
教育・啓発
- 医療従事者の能力強化
- コミュニティ保健人材の育成
- 地域住民への啓発(保健・栄養・衛生)
地域支援体制強化
- 地域住民による保健サービス課題解決への参画
- 政府・パートナーとの定期会合
- モニタリング・評価の強化
- コミュニティ保健人材から地域住民へ持続的に教育啓発がなされている
- 地域住民が保健サービスの意義を理解して、医療サービスへアクセスしている
- 適切な栄養・水衛生行動が習慣化されている
- 地域住民が主体となって保健サービスの改善に取り組んでいる
- 政府・パートナーが連携し、事業のモニタリングができている
プロジェクト目標
妊産婦・授乳婦および5歳未満児の健康を改善する
プロジェクト目標
自立的な保健サービス運営ができる
プロジェクトビジョン
お母さんと子どもたちの健康管理を自立的かつ持続的に行えるコミュニティの実現
プロジェクトの歩み
Mother to Mother SHIONOGI Projectは、2015年の開始以来10年以上にわたり、地域課題に応じて活動内容を発展させながら取り組みを継続してきました。母子保健を切り口に、施設整備や人材育成から、地域支援体制の強化、水・衛生環境の改善、デジタル技術の活用へと取り組みを広げています。
第1期(2015~2021)
ケニア・ナロク県において、1つの診療所を対象に保健施設や水供給施設の整備、医療従事者や地域保健人材への研修、巡回診療などを実施しました。
第2期(2020~2023)
ケニア・キリフィ県において、複数の診療所を対象に支援を拡大し、地域包括的なヘルスケアシステム強化に取り組みました。
第3期(2023~)
ケニア・ガーナでの医療アクセス改善の取り組みに加え、タンザニアにおいて、母親向けの下痢症予防教育アプリを活用し、下痢症予防に関する知識の普及や適切な衛生行動の促進にも取り組んでいます。
主な実績
母子の健康改善に向け、保健施設整備や人材育成、地域保健体制の強化に取り組んでいます。これにより、母親や子どもたちが産前健診や施設分娩、予防接種などの基礎的な保健医療サービスを受けられる環境が整備されるとともに、地域が主体となって保健サービスを継続・発展できる基盤づくりが進んでいます。
* 医療サービスの主な内容
産前・産後健診、適切な母乳育児 、新生児ケア 、各年齢で必要とされる予防接種の完全接種、鉄分やビタミンAの摂取 、脱水症状予防のための経口保水塩及び亜鉛の摂取、マラリア予防、駆虫など
** 各地域で結成された、母子保健や栄養、衛生に関する知識や経験を母親同士で教え合い、学び合う母親同士のグループ。
取り組み
ケニア
ガーナ
タンザニア
タンザニアでは、母親向けアプリを活用し、下痢症予防に関する衛生教育コンテンツを提供しています。母親に下痢症予防や衛生に関する知識を届け、適切な衛生行動を促進しています。
第3期事業タンザニア連合共和国
Coming Soon!
多様なパートナーとの連携
特定非営利活動法人
ワールド・ビジョン・ジャパン
SHIONOGIからの寄附を活用したケニアでの母子保健事業を推進しています。
公益財団法人ジョイセフ
SHIONOGIからの寄附を活用したガーナでの母子保健事業を推進しています。
African Mothers株式会社
AfricanMothers株式会社と連携し、タンザニアの母親を対象に、アプリを活用した衛生教育を通じて、下痢症予防と適切な衛生行動の促進に取り組んでいます。
活動紹介動画
プロジェクト紹介
ケニア キリフィ県 活動紹介
Mother to Mother グループの紹介
プロジェクトおよびケニア キリフィ県活動成果紹介(ショートVer.)
従業員とともに取り組むMother to Mother SHIONOGI Project
本プロジェクトでは、従業員一人ひとりが社会の⼀員として、途上国における母子保健課題解決に取り組んでいます。
①寄附を通じた貢献(従業員による寄附)
SHIONOGI社会貢献支援会「ソシエ」を通じて、従業員から本プロジェクトへ寄附しています。
さらに、カフェテリアポイントや従業員の健康支援を行うWeb・アプリサービスで貯まるポイントを通じた寄附支援の仕組みも整備しています。
②従業員とともに進める活動 ~Mother to Mother アンバサダー~
325名の従業員がMother to Motherアンバサダーとして活動に参画しています。(2024年12月時点)
アンバサダーは、途上国における母子保健課題や医療アクセス向上、UHC(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ)の実現に向けた取り組みへの理解を深め、プロジェクトの意義や活動内容を職場や周囲の方々へ共有しています。SHIONOGIでは、Webサイトでの情報発信や社内講演会などを通じて、従業員一人ひとりが社会課題を自分ごととして捉え、行動につなげる活動を推進しています。