SHIONOGIの社会貢献支援制度、SHIONOGI社会貢献支援会「ソシエ」

1995年の阪神・淡路大震災や、1997年に発生した日本海重油流出事故を契機としたボランティア活動への関心の高まりや従業員の要望を受けて、SHIONOGIはそれまでの骨髄移植ドナー休暇制度に加えて、1997年にボランティア活動休暇制度とボランティア活動休職制度を導入しました。
また同じ1997年に、災害被災地などへの義援活動や医療・社会福祉に関係する諸団体への経済的支援活動を実施するため、従業員、会社、労働組合の3者が活動資金を拠出し合い、SHIONOGI社会貢献支援会「ソシエ」を設立しました。「ソシエ」は現在、従業員および会社からの毎月の拠出金で運営されており、労使一体となって、災害被災地支援、社会貢献活動を行う諸団体への寄附、従業員が社会貢献活動を推進するための支援を行っています。

社会貢献活動を推進するための取り組み

●社会貢献活動に関する情報提供

SHIONOGIグループ従業員向けサイトにて、ボランティアや社会貢献に関する情報を発信しています。従業員がボランティア活動の情報を得られやすい様に、様々な団体のボランティア活動を紹介しています。

2022年度に、職業上のスキルや経験を活かして取り組むボランティア活動「プロボノ」を推進する団体(サービスグラント)より講師をお招きして、講演会を実施しました。講演会の中では、実際にプロボノ活動に参加した社内の従業員の体験談を交え、意見交換を行いました。

※「プロボノ」とは、「公共善のために」を意味するラテン語「Pro Bono Publico」を語源とする言葉で、【社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや経験を活かして取り組む社会貢献活動】を意味します。
プロボノとは? | サービスグラント (servicegrant.or.jp) (外部サイト)

講演会

●「絵本を届ける運動」への参加

従業員からの「実際にボランティアに参加してみたい」との声を受け、2023年度に、シャンティ国際ボランティア会 (外部サイト)主催の「絵本を届ける運動」に参加しました。
届けられた絵本を手にした子どもたちの様子や、読み聞かせを行う図書館員の思いなどを紹介する動画を視聴した後、現地の子どもたちへの想いをこめて、翻訳絵本を作成しました。
自宅で家族と一緒に絵本を作成した従業員からは、「家族に現地の子どもたちの現状を伝えたり、ボランティアについて学ばせたりすることができて、大変有意義だった」との感想が寄せられ、SHIONOGIファミリーが社会貢献活動の意義を実感する機会となりました。

翻訳絵本の作成

●ボランティアに関する制度

社会貢献活動支援制度(ボランティア活動休暇、ボランティア活動休職、骨髄移植ドナー休暇等)を会社で定めています。ボランティア活動の保険料、交通費の支援も行っています。

災害被災地支援として拠出した義援金一覧

 

年度 寄附額 災害名
2024 200万円 令和6年9月能登半島大雨災害
2023 1,000万円 令和6年能登半島地震
2020 500万円 令和2年7月豪雨
2019 1,000万円 令和元年東日本台風(台風第19号)
2018  2,000万円 平成30年7月豪雨
500万円 平成30年北海道胆振東部地震
2017 300万円 平成29年7月九州北部豪雨
2016 1,000万円 平成28年(2016年)熊本地震

社会貢献活動を行う団体への寄附先一覧

 

年度 寄附額(合計) 寄附相手先
2023 1,200万円 特定非営利活動法人 国連WFP協会 
公益財団法人 ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン 
公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン(WWF)
特定非営利活動法人 ジャパンハート
一般財団法人 あしなが育英会
特定非営利活動法人 グッドネーバーズ・ジャパン
特定非営利活動法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ
国際協力NGO ワールド・ビジョン・ジャパン※1
国際協力NGO ジョイセフ※2
公益社団法人 こどものホスピスプロジェクト
公益財団法人 日本骨髄バンク
公益財団法人 メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン
公益財団法人 国際医療技術財団
2022 1,100万円

特定非営利活動法人 国連WFP協会

公益財団法人 ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン

公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン(WWF)

特定非営利活動法人 ジャパンハート

一般財団法人 あしなが育英会

特定非営利活動法人 グッドネーバーズ・ジャパン

国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン※1

特定非営利活動法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ 

社会福祉法人 日本介助犬協会

公益財団法人 日本盲導犬協会

特定非営利活動法人 国連UNHCR協会

2021 900万円

公益財団法人 日本ユニセフ協会

特定非営利活動法人 国連WFP協会

公益財団法人 ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン

公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン(WWF)

特定非営利活動法人 ジャパンハート

特定非営利活動法人 MAMIE(マミー)

国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン※1

一般財団法人 あしなが育英会

特定非営利活動法人 グッドネーバーズ・ジャパン

2020 1,100万円

公益財団法人 日本ユニセフ協会

公益財団法人 日本アイバンク協会

特定非営利活動法人 国連WFP協会

公益財団法人 みちのく未来基金

公益財団法人 ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン

公益財団法人 スペシャルオリンピックス日本

公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン(WWF)

特定非営利活動法人 ジャパンハート

特定非営利活動法人 MAMIE(マミー)

社会福祉法人 日本聴導犬協会

国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン※1

2019 1,100万円

公益財団法人 日本ユニセフ協会

公益財団法人 日本アイバンク協会

特定非営利活動法人 国連WFP協会

公益財団法人 みちのく未来基金

公益財団法人 ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン

公益財団法人 スペシャルオリンピックス日本

公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン(WWF)

特定非営利活動法人 ジャパンハート

特定非営利活動法人 MAMIE(マミー)

社会福祉法人 日本聴導犬協会

国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン※1

※1 国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパンへはケニア共和国でのMother to Mother SHIONOGI Projectへの寄附

※2 国際協力NGOジョイセフへはガーナ共和国でのMother to Mother SHIONOGI Projectへの寄附

 

寄附先の選定について

ソシエの目的である「会員の自由な立場での社会貢献活動が推進されるよう支援を行う」という趣旨に鑑み、2021年度より寄附を拠出する団体を従業員に公募を実施し、団体選定を行っています。

活動報告会

選定された団体より、従業員に向け活動報告会を行い、寄附がどのような活動に役立てられているか、合わせて団体のボランティア活動などを紹介いただく事で、社会貢献への意識を高める場となっています。