SHIONOGIを支える4つの強み

SHIONOGIは、創薬型製薬企業として蓄積された強みを軸に、革新的な製品・サービスの創出およびその価値提供を多様なパートナーとの連携を通じて実現します。社会課題および医療ニーズに応える価値の提供により、社会から必要とされる企業として成長を続け、その成果をすべてのステークホルダーと共有することで、企業価値の最大化を目指します。

1. イノベーション創出力


自社創薬へのこだわり

一般的な製薬会社の自社創薬比率が2~3割と言われている中で、SHIONOGIは50~70%の自社創薬比率を理想と考え、挑戦を続けています。

2021年3月末日時点の自社創薬比率は71%であり、創薬型製薬企業を標榜する私たちにとって、この比率は自社の創薬力の高さを示すものと自負しています。

自社創薬比率 図

開発パイプラインに占める自社オリジン化合物の割合(開発候補品 ならびにパートナーとの共同研究による成果も含む)

革新的な新薬を生み出すSHIONOGIの創薬力

SHIONOGIの研究の強みは、革新的な医薬品を効率的に 生み出すことが可能な低分子創薬エンジンです。メディシ ナルケミストリーチーム、薬理チーム、安全性&薬物動態 チームそれぞれの技術力の高さと、その連携による課題解決の経験値が、競争力の源泉となっています。 この高いチーム力により、SAR [Structure Activity Relationship(構造活性相関)]サイクルをスピーディかつ効率的に回転させることで、2014年~2020年において5つの自社創薬品をグローバルで上市してきました。
High speed SAR cycle

患者さまや社会の困りごとの解決に向けた挑戦

患者さまや社会の幅広いニーズを満たすため、低分子創薬の深化に加えて、中分子であるペプチドや 核酸、抗体、細胞(再生医療) など、様々な治療手段(モダリティ)に挑戦しており、低分子創薬エンジンを土台に新たな強みが構築されています。

疾患を深く理解し、患者さまや社会の視点に立った場合、SHIONOGIが提供すべき価値は医薬品による治療にとどまりません。SHIONOGIは予防ワクチン、デジタル治療用アプリ等、ヘルスケア全般を俯瞰する新たな選択肢の提供とプラットフォーム創造にも取り組んでいます。

2. アライアンス・協働


Win-Winのパートナリングを実現する関係構築力

SHIONOGIが理想とするのは、強い信頼関係を軸に、双方に満足感のあるパートナリングを実現し、お互いにより良い事業環境を構築していくことです。「Win-Win」のかたちに持ち込む契約を常に模索し、他社とは異なる視点から最善手を打つ提案力こそが現在のSHIONOGIを支えています。環境変化に応じて、双方のメリットも変わりゆくことから、契約締結後も信頼関係を深め、パートナーの状況にアンテナを張ることで、契約変更も含めて柔軟に対応してきました。

ヘルスケアの未来を創造する

情報テクノロジーの急速な発展により、医療の在り方が大きく変わろうとしています。 たとえば、患者さま一人ひとりの健康情報がビッグデータとして集積・解析されることで、個別化医療の基盤が整いつつあります。 通院せずにオンラインで診察や服薬指導を受け、医薬品を自宅へ届けてもらう新しい取り組みも検討されています。 SHIONOGIはこうした変化に対応し、ヘルスケアの未来“HaaS”の実現を目指して、 志をともにする異なる強みを持ったパートナーとの価値協創により、ヘルスケアプラットフォームを構築していきます。
ライセンス ビジネスモデル プラットフォームを 実現する多様な ビジネスモデル

現在の収益の柱、今後も重要

SHIONOGIのR&D力  ×  メガファーマの販売力

多数のストラクチャーを構築

ジョイントベンチャー・ コンソーシアム・事業提携等

3. 感染症のノウハウ


長期にわたり感染症の研究・開発を推進

SHIONOGIは、60年以上にわたって感染症の研究・開発を続けており、これまで多くの感染症薬を社会に提供してきました。長い研究活動で培われた化合物ライブラリなどの強みをベースに、構築した感染症薬創製プラットフォームが、感染症領域における製品・開発品の連続的な創出を可能にしています。

また、多くの製薬会社が、収益性の低い感染症領域の研究開発から撤退する中、SHIONOGIは投資を継続してきました。

「Antimicrobial Resistance Benchmark 2020」※の調査において、対象企業の中で抗菌薬、抗真菌薬の研究・開発分野への年間投資比率(年間投資額/売上高)が最も高い会社であるとの評価を受けています。

感染症のノウハウ
研究開発費に占める感染症領域の割合(2020年度)

感染症のトータルケアを追求

SHIONOGIの感染症に対する活動は治療薬の 研究・開発にとどまらず、疾患啓発、予防、診断ならびに 重症化抑制まで多岐にわたります。これら感染症のトータルケアに対する取り組みを推進するとともに、感染症薬の適正使用と安定供給に努め、感染症の脅威に立ち向かうグローバルリーダー としての役割を担っていきます。
トータルケア

4. 人材


競争力の源泉である人材の開発

「人が競争力の源泉」という人材育成理念のもと、「グローバルな競争に勝ち抜ける強い個人の育成と組織の構築」を進めています。SHIONOGIのビジョン達成に必要な「価値観」と「能力」を特定し、求めるグローバル人材像として「Shionogi Way」を定義し、挑戦を促す企業風土と従業員の能力開発に取り組んでいます。

SHIONOGIの人材像:Shionogi Way

他者を惹きつける尖った強みを持ち、 新しいことにチャレンジを続ける人

挑戦を促す施策 

自己投資支援制度

チャレンジを評価する人事制度

海外留学、社外出向

キャリアデザインサポート

能力開発の施策

マネジャー強化

人材研修プログラム

 

SHIONOGIは、女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画の中で、2020年度末までに、幹部職に占める女性の比率を10%以上にすることを目標に掲げてきました。これまでの取り組みの結果として、女性マネジャー比率が着実に上昇し、現在、国内グループで11.5%になりました。また、SHIONOGIは男性の育児休業・育児目的休暇の取得率50%を2022年度目標に掲げており、2020年度は41%が育児休業を取得し育児に参加しました。

 

female manager
平均勤続

ダイバーシティビジョン

SHIONOGIは、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進をグループ全体の重要な人事戦略として位置付けています。人はそれぞれ異なる特性や価値観を持っており、その異なる特性や価値観が、共通

の目的に向かって融合されることにより、新しい価値が生み出されます。SHIONOGIでは、各組織、グループ会社、人事部のメンバーで構成する「ダイバーシティ協議会」を設置し、D&Iの推進に取り組んでいます。

Diversity Vision

自分を知り、人を知り、一人ひとりの

個性を知ろう

多彩な個性を原動力に、

創意あふれるSHIONOGIへ

Diversity logo