研究者主導研究(IIR)
SHIONOGIでは、当社の指定した領域に関する研究者主導研究に対し支援を行います。研究者主導研究とは、研究者自らが発案し、自らの責任において主導する研究を指します。本支援の概略は以下に記載のとおりです。ご申請いただきました研究提案は当社において公正・中立な審査により支援の可否を判断させていただいた後、契約に基づき研究資金、研究資材提供などによる支援を行います。
なお、この研究者主導研究の支援は契約に基づく研究に必要な資金の提供であり、学術研究の振興や研究助成を目的として行われる奨学寄附金ではありません。
また、申請する研究が臨床研究である場合は、 「臨床研究法」(平成29年法律第16号)または「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」(令和3年3月23日制定)に則り実施される必要があります。
支援方法
- 臨床研究
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研究資金提供
- 非臨床研究
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研究資金提供、研究資材提供、医薬品原末提供
支援対象とする研究
下記領域のSHIONOGI製品に関する研究
製品を用いる臨床研究は、国内で承認された効能・効果、用法・用量内に限る
- 感染症領域
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薬効分類:抗インフルエンザ薬
一般名:バロキサビル マルボキシル / バロキサビル アシッド
薬効分類:抗SARS-CoV-2剤
一般名:エンシトレルビル フマル酸
薬効分類:抗生物質製剤
一般名:セフィデロコル
- 疼痛マネジメント領域
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薬効分類:経口末梢性μオピオイド受容体拮抗薬
一般名:ナルデメジン トシル酸塩
- アレルギー領域
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薬効分類:減感作療法薬
成分:ダニアレルゲンエキス(アシテア®)
研究者主導研究について
- 1本プログラムにおける支援は、当社製品の使用、購入および処方の推奨、ならびにこれらに影響を及ぼすことを目的としたものではありません。
- 2研究資金の提供前に、当社と研究責任医師が所属する実施医療機関(必要に応じて、研究の管理等を行う団体※)の間において研究支援に関する条件について合意のうえ、契約を締結することが必須となります。※NPO法人やいわゆるCRO,SMOなど
- 3審査の結果、支援できないことがありますが、その理由や審査過程についてのご質問にはお答えすることはできません。また、一次審査を通過しても、二次審査の結果で支援できないこともあります。
- 4当社が支援した研究により得られた研究成果について、当社は、研究成果を無償で利用する権利を有します。
- 5当社では申請内容はすべて非機密情報として取り扱います。申請に際して当社にご提供いただく情報には機密情報を含まないようお願いいたします。
- 6臨床研究法および日本製薬工業協会による「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」を受けシオノギが制定した「企業活動と医療機関等の関係の透明性に関する指針*」に基づき支援内容を公表します。
- 7他社からの導入品および他社との共同販売品に関しましては申請内容を当該製品の提携会社に開示し、審議する場合があります。
研究責任者の要件
- 日本国内在住の医師である*
- 臨床研究法および関連法規に則って研究を実施することができる*
- 研究の対象となる疾患および関連分野について、十分な科学的知見ならびに経験と知識を有している
- 臨床研究に関する倫理に配慮して、当該研究を適切に実施するための十分な教育および訓練を受けている*
- 予定された期間内に研究を適正に実施し、終了するに足る時間を有している
- 研究を適正かつ安全に実施するため、研究の予定期間中に十分な数の適格なスタッフを確保でき、また適切な設備が利用できる
- 資金提供者との資金関係を明らかにして利益相反委員会またはそれに準ずる組織において審査を受けることができる
- 研究実施機関の管理者の求めに応じ、資料の提出その他必要な協力を行うことができる
*臨床研究の場合
研究実施医療機関の条件(臨床研究の場合)
研究責任医師が所属する研究実施医療機関は以下の要件を満たす必要があります。
- 日本国内の医療機関である。
- 臨床研究法に適合した研究実施体制があり、当該法を遵守できる。
- 当社との研究支援契約に基づく臨床研究を実施することが同意できる。
- 臨床研究の適正な実施を確保するために必要な措置をとることができる。
申請方法
上記留意事項に同意のうえ、下段の「上記に同意し、申請画面に移動します」より申請システム(外部サイト)に移動し、申請をお願いいたします。
本申請システムは塩野義製薬株式会社 メディカルアフェアーズ部が管理しています。
お問い合わせ
研究者主導研究及び申請に関するご質問は、「iir_support@shionogi.co.jp」までご連絡をお願いいたします。