社内における取り組み
2019年度から定期的に、従業員を対象としたダイバーシティ&インクルージョン関連研修を開催しています
●2022年度
産業医科大学医学部 両立支援室 室長 永田昌子先生を講師としてお招きし、オンライン社内講演会『 発達障がい特性を活かした職場の環境づくり 「みんなちがって、みんないい」 』を開催しました。
従業員への事前アンケートの結果をもとに、発達障がいの特性理解、具体的な支援方法、特性の活かし方を、事例をベースに解説いただきました。合計2033名、SHIONOGIグループ全従業員の約35%(当日参加151名、事後動画配信視聴者1882名)と多くの従業員が参加・視聴しました。
講師の永田先生には従業員からのたくさんの質問にも丁寧にお答えいただき、発達障がい特性の理解・具体支援方法はもちろんのこと、ダイバーシティ&インクルージョン、健康経営との繋がりについても従業員の理解が深まりました。
●2021年度
東海テレビ放送の桑山知之氏を講師としてお招きし、オンラインで社内講演会イベントを開催しました。
ご自身が制作されたCM「見えない障害と生きる」(外部リンク)の制作エピソードや、メディアクリエイターとして発達障がい当事者を取材し続けたことで見えてきたこと、桑山氏が感じたことをお話いただきました。当日は300名の従業員が参加し、後日に配信した録画は930名が視聴しました。
SHIONOGI従業員が「発達障がいをどのように捉えればいいのか」「一人一人が出来ることは何か」について考えるきっかけになりました。
●2020年度
研究員が発達障がい当事者の困りごとや障がいに対する理解を深めるために、3回にわたって座談会を実施しました。合計53名の研究員が参加しました。
就労移行支援事業所LITALICOワークスを利用され、就労を目指している当事者の方々にご参加いただきました。
当事者のみなさんからは、自己理解や自己開示への自信づけにつながったという声をいただいています。参加した研究員からは、当事者のみなさんが苦労されていることや困りごとが多様であることに関する気づきがあり、今後の研究業務に役立てたいという意見がありました。
座談会の内容を「グラフィックレコード」として記録に起こし、当事者の困りごとを視覚的に理解し振り返る手助けとして活用しました(ご協力:株式会社グラグリッド)。
熱心にお困りごとを語って下さる当事者のみなさんを囲み、真剣に耳を傾ける研究員の姿がありました。
●2019年度
従業員の多様な人の特性への理解向上を目的に、「精神・発達障がい者しごとサポーター養成講座」ならびに「認知症、発達障がい、LGBTの理解促進を目的としたバーチャルリアリティ(VR)研修」を開催しました。
各研修に参加した従業員からは、「発達障がいについての理解が深まった」「D&Iに関する新しい気づきや考え方の変化があった」という声が多数挙がりました。