デジタル治療(DTx:Digital Therapeutics)流通プラットフォームの構築プロジェクト

私たちは、国内DTxの普及について責任のある立場であることを自覚し、積極的に業界をリードしていきたいと考えています。その活動の一環として、DTx流通プラットフォームの構築プロジェクトに取り組んでいます。

DTx普及を阻む壁とはDTxは、モバイルアプリケーション等を通じて疾患の治療や管理、予防を支援するデジタル治療手段で、海外では既に注目されており、ドイツでは56件、米国では46件のDTxが薬事承認されていますが1、日本ではまだ6件と発展途上です。

国内のDTx普及には社会のDTx認知度の向上、製品開発や承認モデルケースの確立、流通プロセスの整備など様々な壁が立ちはだかります。

 

 

DTxを当たり前の選択肢に

私たちは「DTxを誰もが当たり前に利用できる医療の選択肢にする」ことを目指しています。

そのために、このプロジェクトでは、DTx流通プロセスの標準化や医療機関の利用環境の統一化を実現するプラットフォームの提供を通じて、DTxの利用を促進し、医療アクセスの向上を目指します。

 

 

DTx流通を支える新しいプラットフォーム

このプラットフォームでは、医療機関での処方から患者さまが利用するまでの流れを一本化しセキュリティや決済の仕組みも標準化することで、患者さまと医療従事者の双方が安心して利用できる基盤の整備を目指します。

 

 

多様な仲間と進める共創

DTxはひとつの企業だけでは広がりません。プラットフォームの構築には利用者の様々なニーズおよび課題の検討を行う必要があるため、私たちは製薬企業、ヘルスケアに取り組むIT企業、医療機関、スタートアップ、大学・研究機関など多様なプレーヤーとの「共創」通じてこの基盤を育てていきます。
DTx流通を支える新しいプラットフォーム
DTx流通プラットフォームの整備は、患者さまが自宅で安心して治療を続けられる環境を提供し、医療格差の解消に貢献します。また、重症化予防や通院負担の軽減を通じて医療費の抑制にもつながる可能性があり、社会全体の医療資源をより効率的に活用できます。さらに、デジタルヘルス産業の発展を後押しすることで、日本発のDTxを世界へ届けることが出来ればと考えています
DTx流通を支える新しいプラットフォーム