強固なサイバーセキュリティ体制の構築

医薬品は人々の命と健康を守る社会に不可欠な基盤であり、製品の供給と医薬品情報の提供と収集を止めることは許されません。私たちは製薬企業として、患者さまや医療に関わるすべての方々の安心を支えるため、サイバー攻撃の脅威に正面から向き合い、強固で信頼性の高いサイバーセキュリティ体制を構築・運用しています。
強固なサイバーセキュリティ態勢の構築

目指す姿

私たちの目標は、単にサイバー攻撃を防ぐことではありません。「医薬品提供を止めない」態勢を築くことです。これにより、患者さまや医師・薬剤師の安心を守ると同時に、厚労省をはじめとする行政機関や社会から信頼される基盤を確立します。さらに、最新の技術や外部パートナーとの共創を通じて、グローバルに通用するセキュリティ水準の確保を追求し続けます。

 

全従業員で守る仕組みと体制

 

●IT事業継続計画(IT-BCP) の策定と訓練
重大インシデント発生時も事業を止めないため、IT事業継続計画(IT-BCP)を策定。定期的な見直しと訓練により、医薬品の安定供給を含む重要業務への影響を最小化します。

 

●全社員対象の継続教育
外部の専門機関と連携し、従業員に対する定期教育を実施。最新の脅威事例を共有しながら、従業員のセキュリティ意識を向上させています。

これにより、重大な危機が発生しても全社員が同じ水準で備え、揺るがない「守りの基盤」を支えています。

世界の拠点を一体で守る

 

共通基準による拠点アセスメント
世界中に広がるSHIONOGIグループの拠点に対し、共通フレームで定期的にサイバーセキュリティ評価を実施。対策状況を「見える化」し、リスクの早期発見と迅速な是正を図ります。

 

全体最適の推進
各拠点の取り組みや課題をSHIONOGIグループ全体で共有し、改善計画策定を支援。個別最適にとどまらず、全拠点のセキュリティレベルを均質かつ着実に引き上げています。

どの国・地域にいても同じ安心を提供することで、グローバルに信頼されるセキュリティ水準び確保を行っています。

予防・検知・対応のサイクル

 

予防と対応を両輪で回すことで、影響を最小限に抑え「医療を止めない」セキュリティを実現しています。

医療を止めないセキュリティ