「人々の健康を守るために必要な最も良い製品」の開発を通じて、真の社会貢献を実現する。

 

医薬開発本部長 上原 健城

~ 真の社会貢献を実現するヘルスケアプロバイダーへの挑戦 ~

これまでSHIONOGIは「創薬型製薬企業」として、有効性と安全性の両面で良い医薬品を創り、それらの開発成功確率を上げるための努力を継続してきました。近年は70%を超える自社創薬比率を維持しながら、グローバルに開発を進めています。一般的な製薬会社の自社創薬比率は20~30%と言われている中で、SHIONOGIが高い創薬力を保ち、日本から世界の患者さまに医薬品をお届けできていることを誇りに思います。

また、有難いことに、社会からもSHIONOGIを「なくてはならない会社」と認識いただいていると実感しています。例えば、SHIONOGIは以前から感染症領域に注力してきましたが、COVID-19に対するワクチンや治療薬の開発を通じ、SHIONOGIに対する期待や叱咤激励のお声をこれまで以上に頂戴するようになりました。

私達の根底には、SHIONOGIの基本方針を具現化するために、「人々の健康を守るために必要な最も良い製品を効率的に創り出し、スピード感を持って患者さまにお届けする」という強い想いがあります。その達成のためには、これまで「創薬型製薬企業」として培ってきた高い技術や専門性を更に磨き、「SHIONOGIでなければ成しえない」レベルにまで高める必要があります。

SHIONOGIの医薬開発本部には多様な人材が揃っており、各人の個性を認め合いながらチームを構築していくフレキシビリティがあります。先に述べた「想い」を一人一人が強く意識し、個々の多様性を活かせる活気溢れた魅力的な組織でありたいと考えています。

SHIONOGIでは「人が競争力の源泉」という人材育成理念のもと、「他者を惹きつける尖った強みを持ち、新しいことにチャレンジを続ける人」の育成を目指しています。従業員には成長に繋がるチャレンジングな機会を積極的に与えていきます。また、社内外へネットワークを拡げ、多方面の情報に触れる機会も今まで以上に作り、得られた気づきを個人や組織のパフォーマンス向上に繋げていきたいと考えています。

また、社会の多様なニーズに応えるためには、開発品の目指すべき将来像を明確に描くことが重要です。そのために、日本だけでなく海外のメンバーとも、より積極的なコミュニケーションを図り、グローバルレベルで科学的な議論ができる体制を今まで以上に強化していきます。

これからもSHIONOGIの基本方針を具現化し、「人々の健康を守るために必要な最も良い製品」の開発を通じて、「ヘルスケアの未来を創り出す」存在として社会貢献を実現できるよう、一丸となって取り組んで参ります。

医薬開発本部長 上原 健城
 2022年7月1日