塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:手代木 功、以下「塩野義製薬」)は、2021年11月29日に開催された取締役会において、塩野義製薬の完全子会社であるシオノギファーマ株式会社(本社:大阪府摂津市、代表取締役社長:久米 龍一、以下「シオノギファーマ」)が、シオノギファーマの完全子会社であるナガセ医薬品株式会社(本社:兵庫県伊丹市、代表取締役社長:赤坂 満、以下「ナガセ医薬品」)を2022年4月1日を目処に吸収合併すること(以下「本吸収合併」)を決定しましたのでお知らせいたします。
記
1.本吸収合併の目的
シオノギファーマは「最も信頼されるCDMO*」となることを目指し、医療用医薬品、治験薬等の製造、販売、分析・試験、医薬エンジニアリング事業を行っています。また2020年10月1日付でシオノギファーマが完全子会社化したナガセ医薬品は、高薬理活性医薬品の注射製剤を中心に高付加価値の製造受託に取り組んでいます。
本吸収合併により、より高品質で迅速なフルレンジの製造受託およびソリューションの提供を実現し、お客様へのビジネス提供価値をより一層向上させ、技術開発型ものづくり企業としてさらなる成長を目指します。また新たな企業基盤を構築することで、両社が独自に開発した技術、および長年の製造実績で培った知識と経験、育んできた人財を活かして、両社の強みである高薬理活性対応の原薬・固形製剤・注射製剤の製造技術による多様なモダリティの製造受託に加えて、原薬・製剤の連続生産技術開発による新たな医薬品製造のプラットフォームの実現に挑戦してまいります。
*Contract Development and Manufacturing Organization
2.本吸収合併
(1) 本吸収合併の要旨
① 本吸収合併の日程
吸収合併承認 塩野義製薬取締役会 2021年11月29日
吸収合併契約書決議 シオノギファーマ取締役会 2021年12月17日(予定)
契約締結日 2021年12月22日(予定)
吸収合併契約書承認 シオノギファーマ臨時株主総会 2022年2月(予定)
合併期日(効力発生日) 2022年4月1日(予定)
合併登記 2022年4月1日(予定)
② 本吸収分割の方式
シオノギファーマを存続会社とする吸収合併方式とし、ナガセ医薬品は消滅いたします。
(2) 合併の当事会社の概要
|
存続会社 (2021年11月30日現在) |
消滅会社 (2021年11月30日現在) |
① 商号 |
シオノギファーマ株式会社 |
ナガセ医薬品株式会社 |
② 事業内容 |
医療用医薬品等の製造および製造受託等 |
医療用医薬品・医療機器・医療用材料・動物用医薬品の開発、製造および輸出入 |
③ 設立年月日 |
2018年10月1日 |
1972年7月1日 |
④ 所在地 |
大阪府摂津市三島2丁目5番1号 |
兵庫県伊丹市千僧4丁目323番地 |
⑤ 代表者 |
代表取締役社長 久米 龍一 |
代表取締役社長 赤坂 満 |
⑥ 資本金 |
90 百万円 |
498 百万円 |
⑦ 決算期 |
3月31日 |
3月31日 |
⑧ 大株主および |
塩野義製薬株式会社 100.0% |
シオノギファーマ株式会社 100.0% |
3.今後の見通し
本件が2022年3月期塩野義製薬の連結業績予想に与える影響は軽微です。
参考:
1. プレスリリース:2020年8月31日
シオノギギファーマによるナガセ医薬品の株式取得(子会社化)に関するお知らせ