塩野義製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、以下「塩野義製薬」または「当社」)は、有限会社奥進システム(本社:大阪府大阪市)、株式会社Kaien(本社:東京都新宿区)および株式会社ダイキンサンライズ摂津(本社:大阪府摂津市)と、職域における障がい理解や合理的配慮に関する取り組みの充実を目的とした基本合意を2024年10月7日付で締結しましたので、お知らせいたします。
本合意では、民間4社が連携し、下に示す活動を行うことで職域における障がい理解や合理的配慮に関する取り組みを推進してまいります。
1.企業での障がい理解、配慮等に関する先行事例の収集とナレッジシェアに関する活動
2.個人が活躍できる職場環境の整備に寄与する研究や取り組みの推進に関する活動
3.その他、本協働の目的に資する活動
塩野義製薬は、取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として「健やかで豊かな人生への貢献」を特定し、従来の医療用医薬品の枠にとどまらない製品や医療サービスの提供ならびに社会環境の改善に取り組んでいます。本合意に基づき、障がいの有無にかかわらずに、一人ひとりにとっての精神的・身体的・社会的な豊かさ(Well-being)を育むことができる社会の実現を推進してまいります。
■木山 竜一【塩野義製薬株式会社 上席執行役員 経営支援本部長】のコメント
塩野義製薬は、「将来にわたって必要なヘルスケア企業」とステークホルダーから評価されるために、「常に人々の健康を守るために必要な最もよい薬(ヘルスケアソリューション)を提供する」という当社の基本方針の具体化に向けて、取組みを進めています。本合意により、民間4社で職域における障がい理解、合理的配慮に関する取組の充実に向けた活動を進める事で、障がいの有無にかかわらずに、個人が活躍できる社会創りに貢献してまいります。
以 上
塩野義製薬株式会社について:https://www.shionogi.com/jp/ja/
塩野義製薬は、中期経営計画「Shionogi Transformation Strategy2030(STS2030)」において「トータルケアによる健康寿命の延伸」を掲げ、症状を改善する医薬品の提供だけでなく、困りごとに応じた医療・サービスを適切なタイミングで受けられる環境づくりや、周囲の理解や支援の輪を広げる取り組みを進めています。当社は、これまで培った創薬企業としての強みを磨きつつ、産官学などとのパートナリングを強化し、社会に対して新たな価値を提供し続けていくことで社会の抱える困りごとの解決に取り組んで参ります。
有限会社奥進システムについて:https://www.okushin.co.jp/
有限会社奥進システムは、場所と時間に縛られず働くことを実現しようと2000年に設立しました。出産や育児、介護と仕事の両立や、障がいと付き合いながら働き続けることに積極的に取り組んでいます。重度障害者多数雇用事業所、障害者雇用に関する優良な中小事業主の認定(もにす認定)を受けています。精神障がいがある社員の就労定着のために自社開発したシステム「SPIS」は、現在多くの企業で活用されています。働く上での適切な配慮と仕組みづくりに関して、当社1社ではなく4社の連携で解決できる、実現できることを考え、実行していきたいと考えています。
株式会社Kaienについて:https://www.kaien-lab.com/
Kaienは発達障害の人たちの職業支援を行う目的で設立された企業です。Enabling Excellence(強みを活かす)をミッションに掲げ、これまでのべ6,377名の方に就労支援や教育プログラムを提供し、2,176名を就労の場に送り出していまいりました。(2023年末までの実績)
我々はサービスを提供し続けることで、以下の3つのビジョンの実現を目指しています。
1.当事者や家族が特性を誇りをもって受け入れる
2.障害者雇用を超えて凸凹のある人材が活躍する
3.支援者がプロフェッショナルとして人として成長する
株式会社ダイキンサンライズ摂津について:https://www.dss.daikin.co.jp
ダイキンサンライズ摂津は1993年の設立以来、「自らの努力と相互協力により経済的自立を目指す」を基本方針として障害者雇用の拡大に取り組んできました。障がいがあっても互いに協力し合い、色々な工夫をして出来ない事も出来るようにして働く、障がい者が主役の会社です。我々も「社員一人ひとりのできないことよりできることに目を向ける」、「人の能力は無限である」という考えで、働き易い環境作りに取り組んでいきます。
[お問合せ先]
塩野義製薬ウェブサイト お問い合わせフォーム:https://www.shionogi.com/jp/ja/quest.html#3