2021/06/04

スポーツにおける医薬品の誤用や乱用によるドーピングの防止に向けた 世界アンチ・ドーピング機構(WADA)との
覚書締結について

塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:手代木 功、以下「塩野義製薬」)は、世界アンチ・ドーピング機構(本部:カナダ ケベック州 モントリオール、President:Witold Banka、以下「WADA」)と、スポーツにおけるドーピングに該当する医薬品の誤用や乱用の防止に向けた覚書(以下「本覚書」)を締結しましたのでお知らせいたします。

 

スポーツにおけるドーピングは商業流通している医薬品以外にも、まだ広く認知されていない、あるいは検出手法が確立されていない開発段階の化合物が誤用・乱用されることも少なくありません。ドーピングに該当する医薬品や化合物の誤用・乱用はスポーツ界におけるアスリートの健康や公平な競争精神に被害を与える可能性があります。

 

塩野義製薬は、ドーピングに該当する薬の乱用や誤用を防止するWADAの活動に賛同し、本覚書を締結いたしました。本覚書に基づき、塩野義製薬はドーピングに該当する可能性のある自社開発品を特定し、その関連情報をWADAに提供することで、WADAのドーピング防止への取り組みに協力してまいります。

 

塩野義製薬は「常に人々の健康を守るために必要な最も良い薬を提供する」という基本方針に基づいて、日々医薬品の研究開発や適正使用の推進に努めております。塩野義製薬はアスリートが健康を保ち、公正な条件の下で競技が行われることを望み、これに貢献するため、自社開発品に関するWADAとの情報共有を通じて製薬企業としての社会的責任を果たしてまいります。

 

以 上

 

【世界アンチ・ドーピング機構(WADA)について】

WADAとは、スポーツにおけるあらゆる形態のアンチ・ドーピングの促進、調整および監視を目的として、1999年設立された独立した国際機構です。WADAは世界のスポーツ界と各国政府により偏りなく構成され、助成を受けています。その主な活動として、アンチ・ドーピングに関する科学研究、教育、能力の開発、並びにすべてのスポーツおよびすべての国のアンチ・ドーピングに関する規制の調和を目的とした、世界アンチ・ドーピング規程の監視などがあります。

WADA ウェブサイト:https://www.wada-ama.org/

 

【お問合せ先】

塩野義製薬ウェブサイト お問い合わせフォーム:

https://www.shionogi.com/jp/ja/quest.html#3.