2021/11/29

新型コロナウイルス抗原検査キット製品に関する株式会社タウンズとの 共同販売契約締結について

 塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:手代木 功、以下、「塩野義製薬」または「当社」)は、株式会社タウンズ(本社:静岡県伊豆の国市、代表取締役社長:野中 雅貴、以下、「タウンズ社」)と新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗原検査キットに関する国内における共同販売契約(以下、本共同販売契約)を締結しましたので、お知らせいたします。

 

 本共同販売契約では、タウンズ社が販売しているSARS-CoV-2抗原検査キットである「イムノエース®SARS-CoV-2 Ⅱ」に加えて、現在、タウンズ社が製造販売承認申請中のSARS-CoV-2とインフルエンザウイルスの同時検出が可能な抗原検査キット1などに関する共同販売も含まれます。

 

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、感染初期に軽症であったとしても、急速に症状が進行する場合があるため、感染早期の簡便で正確な診断が重要になります。また昨年日本感染症学会から発出された提言2では、冬季に発熱などの症状のある患者さまに対しては、地域の流行状況に応じて、SARS-CoV-2とインフルエンザウイルスの両方の検査を検討することが推奨されました。今冬に関しても、両ウイルスの流行状況によっては、同時検査に対する医療現場のニーズが高まると予想されます。

 本共同販売契約のもと、塩野義製薬とタウンズ社はSARS-CoV-2とインフルエンザウイルスの同時検査など、医療機関や患者さまの検査に対する多様なニーズに応える製品を提供してまいります。

 

 塩野義製薬は、取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として「感染症の脅威からの解放」を特定し、治療薬の研究・開発だけにとどまらず、啓発・予防・診断ならびに重症化抑制といった感染症のトータルケアに対する取り組みを進めております。当社はCOVID-19のパンデミックの早期終息による社会の安心・安全の回復に貢献するために、引き続き国産ワクチン、治療薬の早期開発・提供に向けて取り組むとともに、医療機関および患者さまの多様化する検査ニーズに応えられるよう取り組んでまいります。

 

 

お問合わせ先

塩野義製薬ウェブサイト お問い合わせフォーム:https://www.shionogi.com/jp/ja/quest.html#3.

 

【株式会社タウンズについて】

株式会社タウンズは、感染症迅速診断キットの最大手企業の1社で、様々な診断技術を応用した対外診断用医薬品と研究用試薬を製造し、国内外へ販売しています。主要製品となる感染症迅速診断キットの分野では、高品質な製品と顧客サービスを提供する企業として、病院及び開業医のみならず、研究機関やバイオベンチャー企業などからも広く認知されています。詳しくは企業HPをご覧ください(株式会社タウンズ ウェブサイト)。

 

参考:

1.     株式会社タウンズプレスリリース:
新型コロナウイルスおよびインフルエンザウイルス抗原検査迅速診断キット薬事申請のお知らせ

    https://www.tauns.co.jp/wp-content/uploads/2021/11/20211117A.pdf

2.     一般社団法人日本感染症学会提言 今冬のインフルエンザとCOVID-19に備えて
https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/guidelines/2012_teigen_influenza_covid19.pdf

新型コロナウイルス感染症に対する当社の取り組みは、当社ホームページでも随時更新しております。また、各機関から発信されている新型コロナウイルス感染症に関する情報も同ページにまとめておりますので、ご参考までにご確認ください(塩野義製薬 ウェブサイト)。