塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:手代木 功、以下「塩野義製薬」または「当社」)は、台湾食品薬物管理局に新薬承認申請していた適秘效®(日本における製品名:スインプロイク®)(以下、「本薬」)について、2021年12月2日付で「成人のオピオイド誘発性便秘症(Opioid-Induced Constipation :OIC)」を適応として承認を取得しましたので、お知らせいたします。
本薬は、当社が創製した末梢性μオピオイド受容体拮抗薬であり、日本では2017年6月に製品名「スインプロイク®」として、米国では2017年10月に製品名「Symproic®」としてそれぞれ発売しております。本薬は、オピオイド鎮痛薬を用いた疼痛管理を行う上で、OICでお困りの患者さまに対して新たな治療選択肢を提供しております。台湾での承認に伴い、今後台湾におけるOICでお困りの患者さまの治療に貢献することが期待されます。承認取得後、当社の台湾子会社である、台湾塩野義製薬股份有限公司が本薬の販売を行います。
塩野義製薬は、取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として「社会生産性向上、健康寿命の延伸」を特定し、疼痛領域における治療薬の研究・開発だけにとどまらず、患者さまの種々の困りごとの解決も含めた疾患のトータルケアの実現に向けて取組んでいます。引き続き疼痛領域に対する取り組みを強化し、さまざまな痛みや疼痛治療薬による副作用でお困りの患者さまのQOL(quality of life)向上に貢献してまいります。
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【台湾塩野義製薬股份有限公司について】
台湾塩野義製薬股份有限公司は、塩野義製薬の子会社として1964年に設立された、医療用医薬品の研究開発・製造・販売を行う台湾法人です。「患者救命」という経営理念のもと、病に苦しむ患者さまに医薬品をお届けし、一人でも多くの命を救うとともにQOL向上に貢献できるよう取り組んでいます。既存の主力製品である抗生物質「フルマリン®」や「フィニバックス®」、抗線維化薬「ピレスパ®」、抗インフルエンザウイルス薬「ラピアクタ®」、「ゾフルーザ®」の販売拡大に加え、台湾への新薬投入にも注力し、当社グループの中長期的な成長に貢献することを目指しています。
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