2022/04/01

「薬物乱用防止」に関する愛知県との連携・協力協定の継続について

塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:手代木 功、以下「塩野義製薬」)は、2018年5月に愛知県(知事:大村 秀章)と「愛知県の薬物乱用防止協力に関する協定書」を締結し、薬物乱用防止の啓発、医薬品の適正使用の啓発を中心に連携して活動を進めてまいりました。この度、本協定とそれに基づいた活動をさらに1年間更新することになりましたのでお知らせ致します。

 

2021年度は、新型コロナウイルス感染症の蔓延が続く中、リスクを抑えながらひとりでも多くの県民の皆さまに薬物乱用防止の啓発および医療用麻薬の適正使用に関する正しい情報をお届けできるよう、Webセミナーを中心とした活動を展開してまいりました。愛知県下を拠点に活動を展開している特定非営利活動法人 医薬品適正使用推進機構(NPO法人 J-DO)との共催および愛知県薬剤師会、愛知県病院薬剤師会の後援の下、複数の機会をいただいた結果、多くの県民の皆さまにご参加いただき、薬物乱用防止ならびに医療用麻薬の適正使用に関する啓発を行うことが出来ました。

 

薬物乱用問題は依然として深刻な社会問題の一つになっています。一方、医療用麻薬は従来から主としてがん性疼痛などの高度な疼痛治療において重要な役割を果たしてきました。日本においては、近年特に地域包括ケアの進展により在宅医療の重要性がより高まっていることから、医療用麻薬を適正に使用することがこれまで以上に求められています。愛知県と塩野義製薬は、2022年度もお互いの強みを活かしつつ相互の連携を図りながら協力し、協定に基づいた活動を実施してまいります。なお、過去4年間の具体的な活動実績は「薬物乱用防止の啓発事業、医薬品の適正使用の啓発事業」活動実績に後述しております。

 

塩野義製薬は取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として「社会生産性向上、健康寿命の延伸」を特定し、痛みに苦しむ患者さんが、医療用麻薬をより安心して使用できる社会作りを目指しています。従来から取り組んできたがん疼痛の緩和ケア普及活動に加え、愛知県との協定継続により医療用麻薬の不適切な取り扱いを未然に防ぐ活動に取り組むことで痛みに苦しむ方々が痛みにとらわれない生活を送ることが出来、医療用麻薬を含む医薬品の乱用を起こすことのない社会作りにより一層貢献してまいります。

 

以 上

 

 

 

1.      2018年5月15日リリース:「薬物乱用防止」に関する愛知県との事業連携協定の締結について

 

 

「薬物乱用防止の啓発事業、医薬品の適正使用の啓発事業」活動実績

(2018年5月~2022年3月)

 

 

(1)      薬物乱用防止街頭啓発活動

2018年6月24日              6・26ヤング街頭キャンペーン

2018年7月18日              街頭啓発活動

2019年6月23日              6・26ヤング街頭キャンペーン

2019年7月17日              街頭啓発活動

2020年度                      新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため自粛

2021年度                      新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため自粛

 

(2)      県民講座

2019年10月5日              医療用麻薬を適正に使用するための講習会~医療用麻薬を知って正しく使おう~

2021年1月7日                医療用麻薬を適正に使用するための講習会 がんの痛み我慢しない~医療用麻薬との正しいつきあい方~(Webセミナー)

2021年11月27日             医療用麻薬を適正に使用するための講習会~身近にある鎮痛剤としての医療用麻薬を正しく知る~(Webセミナー)

 

(3)      医療従事者対象講演会

2018年5月27日              愛知県女性薬剤師会学術講演会 

2018年6月27日              Webによる講演会

2018年7月25日              愛知県職員薬剤師会学術講演会

2019年2月7日                Webによる講演会

2020年2月13日              Webによる講演会

2021年2月4日                Webによる講演会