「Mother to Mother SHIONOGI Project」第2期事業
本プロジェクトでは「お母さんと子どもたちの健康管理を自立的かつ持続的に行えるコミュニティの実現」というビジョンを掲げ、多様なパートナーとともに、企業、NGOなどそれぞれの強みを活かすコレクティブ・インパクト*を通じた母子の健康改善に取り組んでいます。妊産婦の出産環境を整えるだけではなく、コミュニティへの教育・啓発や保健人材の能力強化、水衛生環境の整備、政府に対して行う母子保健に関する政策やサービスの改善提案を通じて、地域の健康管理の自走を目指しています。
*複数の組織(企業や行政、NGO/NPOなど)が協力し、社会課題の解決に取り組み、効果を最大化すること
第2期事業の支援地域では、診療所と基幹病院や行政との連携が不足していたため、上位の保健施設および保健省から診療所スタッフへの定期的な連携・指導の体制整備も行い、母子保健サービスの向上を実現させました。また、パナソニックホールディングス株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役 社長執行役員:楠見 雄規)との連携1により、電力供給がなかった診療所と基幹病院へ太陽光発電システムが設置され、夜間診療など提供可能な医療サービスが拡大しました。
本プロジェクトは現在、子どもの健康に深刻な影響を与える疾患の一つである下痢症の低減を目指し、2023年6月以降に開始した第3期事業を推進しています2,3。
参考:
1. プレスリリース:2022年9月7日
ケニアの母子支援活動「Mother to Mother SHIONOGI Project」診療所の太陽光発電の稼働開始について
2. プレスリリース:2023年6月1日
「Mother to Mother SHIONOGI Project」第三期事業の開始について
ケニア共和国およびガーナ共和国における新たな母子支援活動
3. プレスリリース:2023年12月22日
「Mother to Mother SHIONOGI Project」第三期事業における連携事業の契約締結について
– タンザニアでの下痢症予防を目的としたアプリ開発 –