医薬品製造における環境負荷低減技術が化学・環境技術賞を受賞

 SHIONOGIでは、医療用医薬品の研究開発段階から環境負荷の低減を意識した製造プロセスの開発を進めています。

 その一例として、COVID-19次世代治療薬として開発中のS-892216の製造プロセスにおいて、フロー合成技術を活用した技術革新により、原材料や溶媒などの使用量を削減しました。その結果、製造プロセスの環境負荷を示す指標であるPMI値(Process Mass Intensity)を、従来プロセスと比較して30%以上低減することに成功しました。PMIは、医薬品の有効成分となる原薬1kgを製造するために必要な原料、反応剤、溶媒、水などの総量を示す指標です。

 この取り組みは、2026年5月、一般社団法人近畿化学協会の「2025年度第78回化学・環境技術賞」を受賞しました*1 。本賞は、環境調和への貢献を目指した化学分野の優れた研究・技術に贈られる賞です。

 SHIONOGIグループは今後も、医薬品の品質や安定供給を確保しながら、開発段階から環境負荷低減を考慮した技術開発を推進し、医療を取り巻く課題の解決と持続可能な社会の実現に貢献していきます。

*1  受賞業績:次世代COVID-19治療薬候補S-892216の製造法開発とフロー合成技術の適用
医薬品製造における環境負荷低減技術が化学・環境技術賞を受賞