省資源・資源循環
目標と実績
廃棄物各指標の推移と発生量種類別内訳
容器包装使用量、再資源化委託量(2025年度実績)(トン)
| 容器包装使用量 | 再資源化委託量 | |
|---|---|---|
| プラスチック | 584 | 214 |
| 紙 | 151 | 7 |
| ガラス(無色) | 35 | 7 |
| ガラス(茶色) | 45 | 15 |
省資源・資源循環に対する取り組み
資源の有効活用・利用抑制への取り組み
SHIONOGIでは、製品品質および安定供給を確保しながら、容器包装を中心に3R(Reduce・Reuse・Recycle)とRenewable(再生可能資源への転換)を推進しています。
具体的には、包装資材の使用量削減、使用済み資材の再利用・再資源化、再生プラスチックやバイオマス由来材料の活用などを進めることで、資源使用量の削減と環境負荷の低減に取り組んでいます。
これらの取り組みにより、2025年度は従来の包装仕様と比較して、廃棄物発生量を9.6トン、GHG(温室効果ガス)排出量を57.4トン削減しました(当社基準に基づく実績。添付文書の電子化による削減および一部施策を除く)。
■ 容器包装の3R+Renewableの取り組み一覧
| 施策 | 項目 | 対象製品 |
|---|---|---|
Reduce |
通信販売の包装資材変更(プラスチックから紙に変更) |
SHIONOGI健康通販の製品(一部除く) |
点眼容器の厚み変更(薄肉化) |
リンデロン点眼液など |
|
PTPシートの厚み変更(薄肉化) |
フロモックス錠など |
|
ボトル包装のプラスチック緩衝材の廃止 |
バクタ配合錠、フルイトラン錠 |
|
個装箱バンディングフィルムの廃止 |
ゾフルーザ錠、ゾコーバ錠、スインプロイク錠など |
|
| 個装箱の廃止 | リンデロン軟膏など | |
| 個装箱の小型化 | ゾフルーザ錠、ゾコーバ錠、サインバルタカプセルなど | |
| ロンドレーションの捺印廃止(インキ削減および不良品の廃棄物削減) | 水溶性プレドニン注、リンデロン注、リンデロン懸濁注など | |
Reuse Recycle |
メカニカルリサイクルPETフィルムを使用したピロー袋 |
スインプロイク錠 |
ラベル台紙の水平リサイクル 『資源循環プロジェクト』の推進 |
アンプル注射剤製品、出荷用梱包箱に貼付するラベルの台紙 |
|
| リサイクルPET(25%以上)を使用したラベル | 水溶性プレドニン注、リンデロン注、リンデロン懸濁注 | |
Renewable |
バイオマスポリエチレンを使用したボトル |
バクタ配合錠、バクタミニ配合錠、バクタ配合顆粒、シナールEX pro チュアブル錠、アルメタ軟膏、フルメタ軟膏、リンデロン-V軟膏など |
バイオマスポリエチレンを使用したPTPシート |
サインバルタカプセル |
|
| 生分解性バイオポリマーGreen Planet®を使用したPTPバンディングフィルム | スインプロイク錠、サインバルタカプセル、ピレスパ錠など | |
| バイオマスPETを使用したピロー袋 | SG配合顆粒 | |
| バイオマスインキ | 一部製品のラベル・個装箱など |
プラスチック使用量の削減と再生可能資源への転換
■ シオノギヘルスケア株式会社の取り組み
■バイオマスポリエチレンを使用したボトルやPTPシート
SHIONOGIでは、石油由来プラスチックの使用量削減を目的として、90%以上バイオマスポリエチレンを使用したボトルを、シナールEX pro チュアブル錠、バクタ配合錠・顆粒、アルメタ軟膏、フルメタ軟膏、リンデロンシリーズの軟膏などに採用しています。また、サインバルタカプセルでは、25%以上のバイオマスポリエチレンを使用したPTPシートを採用しています。
バイオマスポリエチレンはサトウキビの製糖残渣を原料として製造されており、石油由来資源の使用量削減とGHG排出量の低減に貢献しています。
■ 生分解性バイオポリマーGreen Planet®を使用したPTPバンディングフィルム
スインプロイク錠、サインバルタカプセル、ピレスパ錠などのPTPシートの結束用途として使用しているバンディングフィルムには、100%バイオマス由来の生分解性バイオポリマーであるGreen Planet®を採用しています。Green Planet®は、土壌中だけでなく海水中でも容易に分解する特徴を有しており、ワンウェイ(使い捨て)プラスチックの流出による海洋プラスチックごみ問題の軽減に貢献しています。
※Green Planet®は株式会社カネカの登録商標です。
資源循環の推進
SHIONOGIでは、使用済み資材の再利用や再資源化を通じて、廃棄物の削減と資源循環の推進に取り組んでいます。
■ ラベル台紙*2 の水平リサイクル 「資源循環プロジェクト」
シオノギファーマ株式会社では、ラベル台紙の廃棄をゼロにし、再びラベル台紙として水平リサイクルすることを目指す「資源循環プロジェクト」を推進しています。これまでに、アンプル注射剤や出荷用梱包箱用途のラベル製品に採用し、使用済みラベル台紙の回収・リサイクルを行っています。
2025年度にはシオノギファーマ株式会社伊丹工場へ採用を拡大し、産業廃棄物発生量およびGHG排出量の削減、廃プラスチック再資源化率の向上に貢献しました。
■ リサイクルPETやバイオマスPETを使用したピロー袋
スインプロイク錠のアルミピロー袋の一部(最外層)に、使用済みPETボトルの再生原料を80%以上使用したメカニカルリサイクルPETフィルムを採用しています。また、SG配合顆粒には、バイオマス原料を20%以上使用したバイオマスPETフィルムを使用し、従来比で32%薄肉化した透明ピロー袋を採用し、廃棄物の発生量およびGHG排出量の削減に貢献しています。
その他製品の包装資材についても、再生原料の使用や単一素材(モノマテリアル)化の技術検討を行っています。
紙資源の削減
■ 紙資源の削減
SHIONOGIグループのオフィス系事業所をはじめ、シオノギビジネスパートナー株式会社や、塩野義製薬労働組合において、ペーパーレス化などを通じた紙資源の削減に取り組んでいます。
また、リンデロン軟膏(3製品)では、個装箱を廃止し、シュリンク包装*3 へ変更しました。これにより、従来品と比較してGHG排出量および廃棄物発生量の削減に貢献しています。
*3 熱を加えると縮むフィルムの性質を利用して、容器の形に沿って収縮させる包装
地域清掃活動
SHIONOGIでは、事業所周辺の環境美化や地域との共生を目的として、各事業所において周辺道路の清掃活動などの地域活動に参加しています。
回収されたごみの中にはプラスチックごみも含まれており、こうした活動は海洋プラスチックごみに代表される環境問題の未然防止にもつながっています。
地域の美化に貢献するとともに、従業員一人ひとりが環境問題や資源循環について考える機会としても位置付け、環境意識の向上に取り組んでいます。