世界人口の増加と経済発展を背景に大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会になり、天然資源の枯渇、自然破壊、廃棄物最終処分場の逼迫などの環境問題が発生したことから、天然資源の消費抑制、環境負荷の低減が求められています。

 また、海洋プラスチックによる環境汚染が世界的課題になっています。シオノギグループでは、医薬品原材料、研究器材等として資源を利用、廃棄しており、2019年度の廃棄物発生量は約3,100トン、廃プラスチックは約280トン、製品に使用したプラスチックは約640トンです。

 廃棄物の発生抑制、再使用、再利用を進めるとともに、プラスチックについては適正廃棄の他、製品に使用するプラスチックの抑制を進めています。

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廃棄物発生量・再資源化量・最終処分量

 日薬連(日本製薬団体連合会)では、循環型社会形成自主行動計画として「2020年度の産業廃棄物最終処分量を2000年度実績の70%削減する」「2020年度の廃棄物再資源化を55%以上にする」ことを目標としており、シオノギグループでも各事業所の生産状況、対策状況を踏まえ2020年度の数値目標を設定しています。

 シオノギグループにおける主な廃棄物は、製造工程で発生する廃油類、排水処理で発生する汚泥、製品容器に利用するプラスチック類などがあります。生産工程の改善や廃液、廃プラスチック、金属の有価物化、廃液の削減などの3Rに取り組んでいます。(製品のプラスチック利用抑制については、トピックスをご覧ください)

 再資源化率は、有価売却と再資源化量を合わせ、廃棄物等発生量で除したもの、最終処分率は、最終埋立処分量を、廃棄物等発生量で除したものと定義しています。

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不法投棄の防止

 廃棄物の不法投棄を未然に防止するため、廃棄物の運搬および処理・処分を委託する業者の選定にあたっては、優良認定業者を優先して採用し、それ以外でも許可証をはじめ、処理施設、操業状況、書類の管理状況、緊急訓練の実施状況などについて、委託業者評価シートを用いて確認し、委託の可否を検討しています。委託後は、契約書、許可証、マニフェスト(廃棄物管理伝票)の適正な管理を行い、廃棄物処理業者について年一回以上の現地確認を実施しています。

製品の容器包装の再資源化

 「容器包装リサイクル法」に基づき、シオノギが販売した製品の容器包装材の一部は再資源化されています。品質の維持・向上はもとより容器の材質変更や包装形態の変更によって環境負荷の低減に努めています。

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資源等の循環的利用

 金ケ崎工場の原薬生産工程に使用するジクロロメタン、酢酸エチル、メタノールなどの有機溶媒を社内で回収し再利用することにより、資源の有効利用、廃棄物の抑制に努めています。

清掃活動

 海洋プラスチックによる環境汚染が世界的課題になっています。陸地で発生したプラスチックごみが、雨や風に流され、河川等を経由して海域に流出することもあることから、各事業所において周辺道路の清掃、不法掲示物の撤去などの地域活動に参加しています。