塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:手代木 功、以下「塩野義製薬」または「当社」)は、本日、当社が出資するAMR Action Fundが、新たな抗菌薬を開発する2つの企業に対して最初の投資を開始したことを発表しましたので、お知らせいたします。
投資の内容に関する詳細は、AMR Action Fundのプレスリリースからご確認いただけます。
AMR Action Fundは、研究開発型製薬業界を代表する国際組織である国際製薬団体連合会(IFPMA)によるイニシアチブであり、多剤耐性菌や生命を脅かす感染症に対する革新的な抗菌薬の臨床研究を支援するため、2020年7月に塩野義製薬を含む20社以上の大手バイオ製薬企業により設立されました1。本ファンドは、2030年までに新規の抗菌薬を2~4剤製品化し、患者さまにお届けすることを目指す画期的な取り組みです。
薬剤耐性(AMR: antimicrobial resistance)はグローバルの脅威であり、薬剤耐性菌が引き起こす感染症は既存薬での治療が困難であり、致死率も増加しています2。
塩野義製薬は、取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として「感染症の脅威からの解放」を特定し、感染症のトータルケアの実現に向けて取り組みを進めております。当社は、グローバールの課題であるAMRの対策を成功させ、人々の健康を守るために必要な感染症治療薬を、世界中の患者さまのもとにいち早くお届けできるよう、本ファンドの取り組みを引き続き支援してまいります。
以 上
当社の薬剤耐性問題に対する取り組みについては、こちらをご覧ください。
参考
1. 2020年7月10日リリース AMR Action Fund設立、製薬業界による10億米ドルの投資により、崩壊寸前の抗菌薬パイプラインの救済へ
2. Global burden of bacterial antimicrobial resistance in 2019: a systematic analysis. The Lancet 2022; 399:629-55
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