マイコプラズマ肺炎
長引く咳を特徴とした細菌感染症で、主に14歳以下のこどもがかかる病気ですが、成人にもみられます。
1年を通じてみられますが、夏から秋にかけて流行することが多いです。
家庭内感染、学校などでの施設内感染がみられます。
症状
- 発熱、頭痛、全身のだるさなどのかぜ症状が最初にあらわれます。
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3~5日後に乾いた咳がみられ、やがて咳は徐々に激しくなり、熱が下がった
後も約3~4週間続きます。 - 一般的に軽症で済みますが、肺炎を引き起こし、重症化することもあります。
- 合併症には、中耳炎、無菌性髄膜炎、脳炎などがあります。
感染経路
主に飛沫感染
予防
こまめな手洗い、マスク着用、咳エチケットなどの一般的な予防法を実施する
ことが大切です。
治療
抗菌薬
近年、耐性菌の増加で症状が長引くこともありますが、多くの場合では抗菌薬による治療によって、または自然経過により治癒します。
病原体
肺炎マイコプラズマ
潜伏期間
2~3週
- 文献
- こども家庭庁: 保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)2023(令和5)年5月一部改訂<2023(令和5)年10月一部修正>.
- 厚生労働省: マイコプラズマ肺炎に関するQ&A.
- 国立感染症研究所: マイコプラズマ肺炎とは.
- などを参考にして作成