尿路感染症
尿の通り道に細菌が住み着き、増殖することで炎症があらわれる感染症です。
膀胱炎、腎盂腎炎などがあります。
症状
● 膀胱炎
- 排尿痛(尿をするときに尿道や膀胱に痛みを感じる)、残尿感(尿をした
後も尿が膀胱に残っている感じがする)、頻尿(尿の回数が多い)、尿が
濁るといった症状があらわれます。 - 発熱はありません。
- 炎症が強いと尿に血が混じることもあります。
● 腎盂腎炎
- 腎臓の部分の痛み、発熱があらわれます。
- 炎症が強いと尿に血が混じることもあります。
感染経路
細菌が尿路の出口から入り込み、腎臓、膀胱、尿道など尿の通り道に細菌が
住み着き、増殖することで炎症があらわれます。
予防
- 冷え、疲労、ストレスなどで免疫力が低下すると、細菌に感染しやすくなり
ます。
体を冷やさないように温かくし、できるだけ疲れをためないようにして過ごしましょう。 - できるだけシャワーや入浴をするようにして、体の清潔を保つようにしま
しょう。 - 住み着いた細菌を尿で流し出すために日頃から水分をたくさんとるように
しましょう。 - 日頃から尿を我慢しないようにしましょう。
治療
抗菌薬など
症状が改善して途中で薬を止めると再発する可能性があります。
治療期間は医師の指示どおりきちんと薬を飲みましょう。
- 文献
- 厚生労働省: 介護現場における感染対策の手引き 第3版. 令和5年9月.
- 一般社団法人 千葉市医師会: 女性に多い膀胱炎(今月の健康コラム). 2011年12月7日.
- などを参考にして作成