被災した家屋の清掃時の感染症対策
被災した家屋の片付けや清掃をする際には、けがをして傷口から病原体が侵入
したり、土ほこりを吸い込んだりするおそれがあります。
浸水した家屋では細菌やカビが繁殖しやすく、それらに触れたり吸い込んだり
すると感染症にかかるおそれがありますので、十分な対策をとりましょう。
清掃作業時の服装
- けが対策
- 帽子かヘルメット、丈夫な手袋、長袖・長ズボンなどの肌が露出しない服、底の厚い靴を着用します。
- 土ほこり対策
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マスクとゴーグルを着用します。
防じんマスクやN95マスクなどを使用することが望ましいですが、これらが手に入らない場合は、花粉防止用
マスクなどの活用が考えられます。
粉じんの吸入を防いで健康を守るために、気温が高く
なる季節でもマスクを顔にフィットさせて正しく着用
することが重要です。
けがをした場合
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傷口に土がついたり、がれきや釘などでけがをしたり
した場合は流水で洗浄し、消毒しましょう。 - 特に深い傷や汚れた傷は、破傷風にかかる可能性がある
ため、医師に相談をしましょう。
目に異物が入った場合
- 目を洗浄しましょう。
- 洗浄しても目に充血が起きている場合などは、医師に相談をしましょう。
清掃作業で気をつけることは?
- ドアと窓をあけて、しっかり換気しましょう。
- 浸水した家屋の汚泥は取り除き、しっかり乾燥させます。
(浸水した家屋の感染症対策には、清掃と乾燥がもっとも重要) - 清掃が終わったら、しっかり手洗いをしましょう。
- 厚生労働省
- 被災した家屋での感染症対策.
- 厚生労働省
- 破傷風についてのお知らせ.
- 内閣府大臣官房政府広報室
- 被災地を応援したい方へ 災害ボランティア活動の始め方.
- 厚生労働省
- 被災地での健康を守るために. p4.
- などを参考にして作成