~音で認知症に挑む~ 日常生活の中での認知機能ケア実現に向けた挑戦。壁を越えた先を見据える若きチャレンジャー。
「音で認知症に挑む」―この革新的なスローガンを掲げてメンバーと奮闘する一人の従業員がいます。塩野義製薬の新規事業推進部でグループマネージャーとして活躍する柳川達也さん。彼の定める目標と飽くなきチャレンジ精神はどこから生まれるのか。新たな挑戦への想いも含めてお話しを伺いました。
認知症という社会課題に対する新しい技術の追求
情熱的な挑戦者
「音で認知症に挑む」—このスローガンのもと、塩野義製薬とピクシーダストテクノロジーズ(PxDT社)が展開する革新的な取り組みの中心にいるのが柳川達也さんです。彼は、日常の音を通じて、認知症ケアの新しい地平を切り開くという野心的なプロジェクトの中心人物の一人。
「この革新的なアプローチは、既存の治療法に満足していない患者に新たな希望を提供する可能性を秘めています。」
と柳川さんは語ります。彼のキャリアは、同業他社での研究員としての経歴から始まり、常に「社会の困りごと」に対する解決策を模索してきました。SHIONOGIへの転職の決め手は、
「治療薬のためだけの研究ではなく、疾患全体を捉えてソリューションを開発していく姿勢があり、新しいことにチャレンジできそうな環境だと感じたから」
と笑顔で教えてくれました。
革新の背後にある力
「生活しているだけで困りごとを解決する」、というコンセプトはSHIONOGIに入社する前から自身でずっと掲げていたテーマだったという柳川さん。
「社会のあちこちに存在しているヘルスケアに関する「困りごと」をよくしたい。そのためには「治療薬」しか解決策がない、という固定観念が嫌でした」
と語ります。認知症ケアに対する新しいアプローチの提供に向けたこのプロジェクトへの柳川さんの情熱は、日常生活を通じてヘルスケアに関する社会課題を解決するというコンセプトを長年にわたり追求してきたことに起因します。このプロジェクトは、柳川さんの長年の夢の実現とも重なっているのです。
これまでに味わった逆境
見据える将来
そんな柳川さんが見据える将来はどんなものなのでしょうか。
「ガンマ波サウンドのエビデンス構築と社会実装を最初の目標としています。将来的には、認知症以外の疾患に対する五感刺激を通じたソリューションの開発を行い、生活するだけで五感刺激によって様々な困りごとが解決する世界を目指しています」。
この取り組みで、ヘルスケアの未来に大きな影響を与えるべく、柳川さんとプロジェクトチームは、音という新たなアプローチで認知症に挑み、社会に希望をもたらすことを目標にして日々前進していきます。