「人々の健康を守るために必要な最も良い製品」の開発を通じて、真の社会貢献を実現する。

 

医薬開発本部長 

上原 健城

~ 真の社会貢献を実現するヘルスケアプロバイダーへの挑戦 ~

 これまでSHIONOGIは、「創薬型製薬企業」として、有効性と安全性の両面で優れた医薬品を創出し、その開発成功確率を高めるための努力を継続してきました。近年も、60%以上の極めて高い自社創薬比率を維持しながら、グローバルに医薬品開発を推進しています。高い創薬力を基盤として、SHIONOGIが生み出した医薬品を、日本から世界の患者さんに届け続けてきたことは、SHIONOGIの強みであり、誇りです。

 

 特に、感染症領域においては、SHIONOGIに対して社会から大きな期待が寄せられていることを実感しています。これまでの薬剤耐性(AMR:Antimicrobial Resistance)感染症や、新型コロナウイルス感染症を対象とした医薬品開発を通じて得た知見と経験をもとに、これからも感染症の脅威に対して立ち向かっていきます。また、外部から共に脅威に立ち向かうパートナーとして選ばれる存在であり続けたいと考えています。

 感染症領域に次ぐ成長分野として、QOL(Quality of Life)疾患領域への展開を進めています。2025年12月には、日本たばこ産業株式会社の医薬事業と統合し、トランスレーショナルリサーチや免疫炎症性疾患、皮膚疾患領域などの強みを取り入れながら、QOL領域での新たなヘルスケアソリューションの提供を加速します。さらに、デジタル技術やAIを活用した新しいアプローチにも積極的に取り組んでいます。

 

 SHIONOGIでは革新的なヘルスケアソリューションを生み出すため、外部とのコラボレーションを積極的に進めています。HIV領域では、ViiV Healthcare Ltd.と共に、HIV治療・予防において欠くことができない医薬品を創出してきました。さらに超長時間作用型製剤の開発により、患者さんの選択肢の拡大に取り組んでいます。抗インフルエンザウイルス薬 ゾフルーザ®においては、F. Hoffmann-La Roche Ltd. と提携して開発を進めています。今後も強みを持つ企業とのコラボレーションにより、国内外にかかわらず新たなヘルスケアソリューションの開発に挑戦していきます。

 

 SHIONOGIの開発は、アンメットメディカルニーズ(いまだ満たされていない医療ニーズ)を起点としており、患者さんとそのご家族、医療従事者、社会の声と真摯に向き合い、誰に、どのような価値をお届けできるのかを常に考え、希少疾病開発に取り組んでいます。現在、ポンぺ病や脆弱X症候群、Jordan症候群、表皮水疱症など、複数の希少疾患に対する医薬品開発を進めています。また、2026年4月に田辺ファーマから筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬のエダラボン事業を買収したことで、グローバルで希少疾病の製品をお届けする基盤を持つことが出来ました。今後も更に希少疾病開発を加速させていきます。

 

 これからもSHIONOGIの基本方針を具現化し、「人々の健康を守るために必要な最も良い製品」の開発を通じて、「ヘルスケアの未来を創り出す」存在として社会貢献を実現できるよう、一丸となって取り組みます。

                                          

                                                           医薬開発本部長

                                                             上原 健城

                                                            2026年4月1日

2002年、塩野義製薬株式会社入社

新薬研究所・安全性研究部門にて、開発化合物の毒性研究に従事

2009年、米国ノースカロライナ州立大学において客員研究員として公衆衛生学に関するアカデミア研究に従事した後、非臨床毒性担当者として主にグローバルプロジェクトに携わる

2013年、医薬開発本部に異動、抗インフルエンザウイルス剤ゾフルーザ錠の非臨床リーダー、Proof of Concept取得後グローバルプロジェクトリーダー

2020年、米国Shionogi Inc. Head of Clinical Development Department

2021年、新型コロナウイルス感染症経口治療薬候補S-217622グローバルプロジェクトリーダー、臨床開発部長、Global Head of Clinical Operations兼任

2022年7月、医薬開発本部長

2024年3月、医薬開発本部長、Global Head of Development兼任(現職)

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