経済産業省の「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」における公募採択について
－感染症パンデミックに備えた国内ワクチン生産設備の構築－

　塩野義製薬株式会社（本社：大阪市中央区、代表取締役会長兼社長CEO：手代木 功、以下「塩野義製薬」または「当社」）は、シオノギファーマ株式会社（本社：大阪府摂津市、代表取締役社長：加藤 晃、以下「シオノギファーマ」）が、経済産業省実施の「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業（２次公募）¹」（以下「本事業」）における事業者に採択されたことをお知らせいたします。シオノギファーマは本事業のうち、「製剤化・充填拠点の整備事業」について採択されました。

　塩野義製薬は、グループ会社であるシオノギファーマおよびUMNファーマと連携し、これまでBEVS*を活用した遺伝子組換えタンパク質ワクチンの研究開発に取り組むとともに、商用へのスケールアップを含めたワクチン生産体制の構築を進めてまいりました。本事業の補助金を活用し、シオノギファーマ摂津工場の敷地内に新たなワクチン製剤棟を建設することで、生産体制のさらなる拡充を図り、将来の有事に対する備えを強化してまいります。

^*Baculovirus Expression Vector System：昆虫細胞などを用いたタンパク発現技術

　当社グループは、取り組むべきマテリアリティ（重要課題）として「感染症の脅威からの解放」を特定し、流行の検知から予防、診断、治療、さらには重症化抑制に至る感染症のトータルケアの実現に向けた取り組みを進めております。新たなパンデミックの発生等、将来の有事への備えとして、引き続き、感染症に対するワクチン、治療薬等の研究開発および生産体制の構築に注力してまいります。

1.   「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」（2次公募）の公募について

        https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo/2023/k230317001.html

SHIONOGIグループの生産関連機能を担うシオノギファーマは、新たな製造法・製品をグローバルに提供する「技術開発型モノづくり企業」となることをミッションとして掲げ、2019年4月1日より事業を開始しました。原薬の製造法開発および製剤処方開発から商用生産に加え、分析法開発や医薬エンジニアリング技術による設備設計サポートなどを含めた「フルレンジサービス」を提供できる体制を整えております。詳細はシオノギファーマのwebサイトをご覧ください。

昆虫細胞などを用いたタンパク発現技術（BEVS）を有し、2020年3月よりSHIONOGIグループの一員となり、感染症予防ワクチンの原薬の製造法開発および製造を担っています。詳細はUMNファーマのwebサイトをご覧ください。

[お問合せ先]

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https://www.shionogi.com/jp/ja/quest.html#3.