シオノギの国内およびグローバル販売におけるビジョンとビジョン達成に向けた戦略について紹介しています。

国内医療用医薬品

医薬事業のビジョン:患者軸の情報収集·提供を通じて医療に貢献する。

創薬型製薬企業として、新製品の価値をしっかりと医療従事者に伝えることで、人々の健康に貢献していきます。また、その活動の生産性を飛躍的に高めることで、新薬の研究開発継続を確保します。地域包括ケアシステムの確立を見据え、地域の特性に応じた情報提供活動を行うことで、多様化するニーズに対応していきます。

[ビジョン達成に向けた戦略]高効率な営業モデルを構築するとともに組織とヒトを強化する。

keyword 1:営業活動とITの融合

薬の基本的な情報はインターネット等により誰でも入手できます。そのため、MRは、医療従事者からより専門的な知識が求められています。私たちはITを用いてMRの活動内容を把握・分析・検証することにより、求められるニーズを事前に捉え、情報提供の質の向上に取り組んでいます。

keyword 2:MRの情報提供活動に対する支援

多様化する顧客ニーズに対応するためには、情報や知識に加えて適切に伝えるスキルが求められています。私たちは販売情報提供活動に関するガイドラインに準拠した正しい営業プロセスを体系化し、改善点を把握することで顧客ニーズに対応しています。

keyword 3:人材の育成

将来の会社の成長を担う人材を育成するために、本部員は社内外の様々な取り組みを通じて、「自力で考え抜く力」「課題への対応力」を養っています。その経験は、地域社会や顧客の課題への取り組みにも活かされ始めています。

2018年度の成果:国内事業の進展

経営資源の集中により、戦略品の売上が拡大 -増収フェーズへ-
国内医療用医薬品の売上高は、「サインバルタ」、「インチュニブ」、「ゾフルーザ」、「オキシコンチン類」、「スインプロイク」を中心とする戦略品に経営資源を集中させたことにより、戦略品売上は678億円(前年度比63.1%増)、新製品売上は738億円(同52.8%増)となりました。また、2018年3月に発売した抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」の売上は、263億円となりました。
戦略品の成長と、2017年度に発売された「クレストール」、「イルベタン」の後発品発売の影響が緩やかになったことから、第3四半期より対前年度で増収に転じました。
2018年度には国内営業体制を再編し、高い専門性が求められる製品である「アシテア」、「ムルプレタ」、「ピレスパ」、抗HIV薬に特化したスペシャリティープロダクト室を新設しました。これにより、これらスペシャリティ製品についての専門性を向上させるとともに、市場規模の大きな戦略品に経営資源をさらに集中する体制を築きました。

新製品売上

2017年度 483億円、2018年度 738億円(前年度比 +52.8%)

国内医療用医薬品 対前年度売上高増減

ジェネリック発売の影響は2018年度上期でほぼ一段落。実力ベースでの増収フェーズへ

海外事業の進展

海外事業本部のビジョン:世界の人々の健康のため、最適なアプローチでシオノギ製品をお届けする。

シオノギ製品をより多くの世界の人々にお届けするために最適なアプローチを考え実行していきます。シオノギの経営資源を最大限に活用した上で、必要に応じて有力企業をパートナーとして事業展開を進めます。

[ビジョン達成に向けた戦略]自社販売、事業提携、輸出ビジネスを通じて製品価値を最大化する。

keyword 1:海外グループ会社の経営・戦略をバックアップ

米国、欧州、中国、台湾、シンガポールに広がるシオノギの海外グループ会社の経営をサポート。各地域の戦略に基づき適切な資源配分を行い、効率的な経営を進めます。

keyword 2:アジアにおける事業提携の促進

中国などアジア地域において、新薬を速やかに申請・承認を取得し、多くの患者さまにお使いいただく。そのために現地企業との提携を積極的に推進し、人々の健康に貢献します。

keyword 3:原薬・製剤・最終製品による輸出事業

シオノギの優れた医薬品を世界の患者さまにお役立ていただくため、原薬やバルク製剤、最終製品の形態で日本から輸出。世界の多くの地域で使われています。

2018年度の成果:海外事業の進展

自社販売とアライアンスによる製品価値の最大化
米国においては、「Symproic」(日本製品名:「スインプロイク」)について、米国Purdue社と提携を解消しましたが、2019年4月に新たに米国BDSI社と戦略的な事業提携を締結しました。さらに、「Mulpleta」(日本製品名:「ムルプレタ」)について、自社による販売を開始しました。
欧州においては、「Rizmoic」(日本製品名:「スインプロイク」)および「Mulpleta」の承認を取得しました。「Rizmoic」については、各国ごとに他社との提携を進めており、Sandoz社(ドイツ・イギリス・オランダ)、Molteni社(イタリア・ポーランド)、Ferrer社(スペイン)と販売提携を結びました。
中国においても、他社との提携を進めており、「Mulpleta」およびEpertinibについて、Eddingpharmグループに導出しました。
このように自社販売と他社との提携を組み合わせることにより、製品価値の最大化を図っています。いずれの地域においても、前年度と比較して売上が増加するとともに、米国事業はこれまで営業赤字が続いていましたが、コストマネジメントの徹底により黒字化を達成しました。
また、グローバルでは、セフィデロコルが承認に向け予定通り臨床試験が進捗するなど、事業の発展に向けた基盤形成を進めています。

OTC医薬品事業

OTC医薬品事業では、お客さまのライフスタイルにあわせた製品を取り揃え、QOL(Quality of Life:生活の質)の向上に取り組んでまいります。
OTC医薬品情報についてはシオノギヘルスケア株式会社のWEBサイトをご覧ください。