2025/01/22

ラベル台紙の水平リサイクルを目指す「資源循環プロジェクト」がWorldStar Awards 2025を受賞

 塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長兼社長CEO:手代木 功、以下「塩野義製薬」)は、シオノギファーマ株式会社(本社:大阪府摂津市、代表取締役社長:加藤 晃、以下「シオノギファーマ」)が参画し、ラベル台紙の水平リサイクル*1を目指す「資源循環プロジェクト」が、「WorldStar Awards 2025(Medical and Pharmaceutical部門)」を受賞しましたので、お知らせいたします。

 *1 水平リサイクル:使用済みの製品を、同じ用途の新たな製品の原料として再利用するリサイクル方法

 

 WorldStar Awardsは、WPO(World Packaging Organization、世界包装機構)が、世界の優れたパッケージとその技術を普及することを目的として実施するコンテストであり、パッケージングにおける世界的に卓越した賞です。日本では、社団法人日本包装技術協会が主催する「日本パッケージングコンテスト」に入賞した作品が、「ワールドスター コンペティション」ヘの出品資格を獲得し、入賞を目指して世界各国から出品された作品から厳正に選考されます。今回Medical and Pharmaceutical部門には9テーマが選定され、日本からは唯一の受賞となります。

 

 資源循環プロジェクトでは、これまで廃棄・焼却されてきたラベル台紙をポリエステル系合成紙であるリサイクル専用台紙に切り替え、資源として回収、再利用し循環させることでラベル台紙の廃棄をゼロにすることを目指しています。また、回収後のマテリアルリサイクル*2により、再度リサイクル専用台紙として使用する「水平リサイクル」が可能になり、より高度な資源循環を実現できる画期的な取り組みです。

 *2 マテリアルリサイクル:廃プラスチック類の廃棄物を、破砕、溶解などの処理を行った後に、同様な用途の原材料として再生利用するリサイクル

 SHIONOGIグループでは、SHIONOGI Group Heritage(SHIONOGIの基本方針)ならびにSHIONOGIグループ行動憲章のもと、取り組むべき重要課題(マテリアリティ)として「環境への配慮」を特定し、責任ある対応を進めています。今後も、製造工程で廃棄されるラベル台紙の回収・水平リサイクルを通じて、サステナブルな包装材料の開発・実装を推進してまいります。

 

以 上

 

[お問合せ先]

塩野義製薬ウェブサイト お問い合わせフォーム:

https://www.shionogi.com/jp/ja/quest.html#3.

 

 

参考:

1.       プレスリリース:2022年4月6日
ラベル台紙の水平リサイクル実証化に向けた共同開発契約の締結

2.       プレスリリース:2023年4月5日
ラベル台紙の水平リサイクル実証化 アンプル注射剤用ラベルに初適用

3.       資源循環プロジェクト 公式Webサイト:https://www.shigenjunkan.com

4.       SHIONOGIジャーナル:2024年4月9日

「資源循環プロジェクト」にSHIONOGIがチャレンジする意義 ~ラベル台紙の水平リサイクルを全産業に広げたい~