塩野義製薬株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役会長兼社長CEO:手代木 功、以下「当社」)は、良好な業績動向等を踏まえ、2026年5月12日に公表しました2027年3月期の連結業績予想を修正するとともに、本日開催の取締役会において、2027年3月期の中間配当を、従来予想から1株当たり2円増配、前期と比べて7円増配の40円、期末配当について従来予想から8円増配の46円とし、年間配当として前期比15円の増配とすることを、決議しましたのでお知らせいたします。
1. 業績予想の修正について
2027年3月期通期連結業績予想の修正(2026年4月1日~2027年3月31日) (百万円)
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売上収益 |
営業利益 |
税引前利益 |
親会社の所有者に帰属する当期利益 |
基本的1株当たり当期 利益(円) |
前回発表予想(A) |
700,000 |
220,000 |
220,000 |
210,000 |
246.79 |
今回修正予想(B) |
720,000 |
230,000 |
220,500 |
212,500 |
249.67 |
増減額(B-A) |
+20,000 |
+10,000 |
+500 |
+2,500 |
- |
増減率(%) |
+2.9 |
+4.5 |
+0.2 |
+1.2 |
- |
(ご参考)前期実績(2026年3月期) |
499,677 |
170,306 |
242,497 |
209,244 |
245.91 |
(ご参考)対前年増減率(%) |
+46.1 |
+35.1 |
△9.1 |
+1.6 |
- |
2. 業績予想修正の理由
当中間連結会計期間においては、売上収益およびすべての利益項目で、業績予想を上回りました。主な要因は、2025年度に実施した成長投資1, 2, 3, 4の成果が着実に業績として表れたことによるものです。
海外事業では、筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬RADICAVAに関する事業承継が円滑に進み、希少疾患の事業基盤の構築が着実に進展しました。また、従来からの強みである感染症領域では、欧米におけるセフィデロコルの販売が順調に推移しました。国内事業では、不眠症治療薬クービビック、鳥居薬品関連製品、ALS等治療薬ラジカットなどのQOL疾患領域の製品が伸長しました。COVID-19の流行が想定を下回る中でも、これらの製品の伸長により、感染症の流行に左右されにくい安定的な収益基盤の構築が進みました。さらに、当社の収益基盤であるHIV事業についても、ヴィーブ社において、主力製品の経口2剤配合剤であるDovatoに加え、今後の中長期的な収益源となる長時間作用型注射製剤であるCabenuvaとApretudeの販売が、引き続き好調に推移し、ロイヤリティー収入および持分法投資利益が増加しました。こうした成長投資の成果と既存事業の堅調な推移が好調な業績を牽引しました。
これらの主要事業の好調な進捗を踏まえ、通期業績予想を上方修正します。海外事業では、RADICAVA事業の順調な立ち上がりに加え、IntraBio社の買収5により希少疾患を新たな成長領域と位置付け、米国に加え、欧州においても新たな事業基盤の構築を目指します。買収取引完了後には、ニーマン・ピック病C型(NPC)に伴う神経学的症状および毛細血管拡張性運動失調症(A-T)の治療薬AQNEURSAの販売開始を予定しており、NPCおよびA-T患者さまへの貢献を拡大します。国内事業では、市場浸透が加速しているクービビックのさらなる成長を見込んでいます。HIV事業では、ヴィーブ社の好調な業績を踏まえ親会社であるGSK社が、ヴィーブ社の業績予想を引き上げたことに伴い、当社の受領するロイヤリティー収入および持分法投資利益が増加する見通しです。
一方、費用面では、IntraBio社の買収に伴う無形資産の償却費や、米国事業の成長に向けた積極的な投資の継続により、販売費・一般管理費が増加する見込みですが、適切なコスト管理を行っていきます。また、研究開発費については、開発パイプラインの厳格な優先順位付けにより選択と集中を進める計画です。以上を踏まえ、将来の成長に向けた投資を継続しつつ、通期の売上収益とすべての利益項目の業績予想を上方修正します。
3. 中間配当および年間配当予想の修正について
※1 中間配当については決定金額
※2 当社は、2024 年 10 月1日付で株式分割(1:3)を行っております。
4. 中間配当および年間配当予想の修正(増配)の理由
当社は、株主の皆さまに中長期的な利益成長をともに実感していただけるよう、成長投資と株主還元の最適なバランスを保ちながら、企業価値の最大化に向けた経営施策を推進しています。株主還元については、DOE 4%以上を目安とした安定的な配当を基本方針としています。
上述の業績予想修正の理由に記載のとおり、2025年度から実施している成長投資の成果が着実に業績に反映され、当社の収益基盤およびキャッシュ創出力は大幅に強化されています。こうした事業成長の成果を株主の皆さまへの還元にもつなげていくという考えのもと、中間配当および年間配当予想の修正(増配)を決定しました。今後の成長戦略や資本効率、財務規律を踏まえたキャピタルアロケーションおよび株主還元の方針については、来年度公表予定の次期中期経営計画において、改めてお示しする予定です。
これらを総合的に勘案した結果、前回発表(2026年5月12日)の中間配当を、従来予想から1株当たり2円増配、前期と比べて7円増配の40円、期末配当については従来予想から8円増配の46円とすることとしました。これにより、中間配当と合わせた年間の配当金は、前期と比べて15円増の1株当たり86円となり、15期連続の増配となる予定です。
以 上
[お問合せ先]
塩野義製薬ウェブサイト お問い合わせフォーム:
https://www.shionogi.com/jp/ja/quest.html#3.
参照:
1. プレスリリース:2025年5月7日
日本たばこ産業株式会社の医薬事業の会社分割(簡易吸収分割)及び Shionogi Inc.によるAkros Pharma Inc.の株式譲受(孫会社化)に関する合意書締結のお知らせ
2. プレスリリース:2025年5月7日
鳥居薬品株式会社株式(証券コード:4551)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ
3. プレスリリース:2025年12月22日
田辺ファーマからの筋萎縮性側索硬化症等治療薬エダラボン事業の買収に関するお知らせ
4. プレスリリース:2026年1月20日
ViiV Healthcare Ltd. への追加出資による持分法適用関連会社化について
5. プレスリリース:2026年10月5日
米国IntraBio社の完全子会社化に関するお知らせ