統計解析の結果から医薬品の価値を見出し、

よりよい新薬を患者さまへ届けることに貢献できるのが1番のやりがいです

 

2022年入社 データサイエンス研究科卒

先輩社員

Q1. あなたの現在の業務内容を教えてください

解析センターの統計解析職は、主に国内外での医薬品開発に関連する統計解析業務を担当しています。具体的には、統計学的な観点からの臨床試験デザインや開発戦略の立案、臨床試験の統計解析の実施です。更に、研究所から製造まで幅広いメンバーと協働し、開発品の価値最大化を目的とした医薬品のエビデンス構築も行っています。他にも、研究から製造まで統計解析に関する相談に対応することもあり、統計解析職の業務は多岐にわたります。また、統計学の専門家として、勉強会や学会参加なども行っています。

Q2. 職場の雰囲気は?

部署内外、国内外でのコミュニケーションが活発な明るい雰囲気です。さまざまなバックグラウンドを持つ方が集まることで、多面的に物事を見ることができる点は、業務外でも非常に良い職場だと思います。特に、解析センターは統計解析のスペシャリスト集団であるという自負と、お互いの専門性に敬意を持ちながら切磋琢磨していく雰囲気があります。解析方法の勉強会や、研究の共有などが適宜行われており、統計学の知識への好奇心を持った方がたくさんいらっしゃいます。

Q3. ヤリガイは?

医薬品の開発は統計解析結果だけではなく、実臨床や薬物動態などさまざまな観点を考慮して行います。特に、統計解析はデータの切り口によってさまざまな角度から解釈を行えるため、医薬品のエビデンスづくりへ貢献できることにやりがいを感じます。また、解析センターでは若手(1~5年目)の段階から統計家として開発プロジェクトに関わります。中には海外で臨床試験が実施される開発品もあります。言語や時差、物事の考え方などさまざまな壁を乗り越えて、計画通りの解析結果や意図通りの解釈を得た際に達成感ややりがいを覚えます。

Q4. 今後チャレンジしたいことは?

医薬品の開発成功率は年々低下し、臨床試験は複雑化しています。特に希少疾患では、通常の臨床試験を計画することは実施可能性面から難しく、なかなか開発が進まないことがあります。そのような場面において、統計解析手法の拡張や、近年発展しているReal world dataなどの既存のデータを活用することで医薬品のエビデンスを構築し、一人でも多くの患者さんの健康に貢献したいと考えています。

Q5. 就職活動されている方へメッセージを!

就職活動時、まだ会社で働いた経験もないのに職業と会社を選びなさいと言われて非常に困ったことを覚えています。漠然と考えると難しいため、いったい何がしたいのか、何が嫌で何が好きなのか、一つずつ整理していくと、軸や強みが見つかると思います。もしその中で、統計学や統計解析職、さらにはSHIONOGIが候補になると嬉しいです。SHIONOGI統計解析職にご縁があった際は、一緒に切磋琢磨できることを楽しみにしています。