研究技術(STAR)
■どんな会社?
シオノギテクノアドバンスリサーチ(Shionogi TechnoAdvance Research:STAR)は、塩野義製薬100%出資の研究支援系グループ会社です。
当社は、世界中の人々から求められる薬を創り出すため、SHIONOGIグループで展開される様々な研究活動に必要とされる高品質な研究マテリアルやツールを提供すると共に、これら研究マテリアルやツールを用いた研究活動も行い正確で信頼性の高いデータを創出しています。

■どんな仕事?
私たちは、塩野義製薬の研究パートナーとして、2つの研究拠点(医薬研究センター、油日研究センター)で、化合物の有機合成や化学分析、社内化合物の管理・提供、創薬研究に必要な遺伝子・蛋白質・細胞等の調製、遺伝子改変動物の生産、医薬品開発に求められる様々な動物や細胞等を用いた薬効薬理・薬物動態・安全性の評価、実験動物の獣医学的ケアなどを行っています。そして、得られたデータを元に塩野義製薬の研究員と日々議論し、「人々の健康を守るために必要な最もよい薬」の継続的な創出に貢献しています。
また、SHIONOGIグループの研究ノウハウを熟知したベテラン社員が若手社員を親身に指導し、高い研究技術を習得してSHIONOGIグループの創薬に貢献できる人財の育成に力を注いでいます。よりよい薬を作るための道程を私たちとともに歩みませんか。

■どんな業務?
主な業務内容は下記の通りです。
・医薬品等の研究開発における化合物合成、精製および化合物管理
・医薬品等の研究開発における各種試験材料の調製
・医薬品等の研究開発に用いる動物の生産・供給・飼育管理
・医薬品等の研究開発における各種in vitro/in vivo試験、検査および分析
・医薬品等の研究開発における研究管理および支援業務

■創薬研究への支援機能

■求める人財像

実験力

主体性

協調性

科学的探究心

熱い思い
■必要なスキル獲得のために -人財育成-
STARでは社員一人ひとりの成長を「会社の成長」と考えています。新薬創出環境の劇的な変化が続く中で、SHIONOGIの創薬研究に貢献し続けるために、様々な施策を用いて人財の育成に取り組んでいます。
OJT ⇒ 目標管理による能力開発 トレーナーやベテラン社員による技術指導 異動による能力開発機会の提供 ほか
OFF・JT ⇒ 創薬セミナー 1~2年目研修 社外ビジネススキル研修 階層別研修 キャリア開発研修 ほか
STARらしさ
・創薬への熱い思いと実験への強いこだわりを持つ
・データ・マテリアルを正確かつスピーディーに創出する高い技術力
・アットホームで挑戦しやすい職場風土
・仕事とプライベートを両立し、多様な人財が活躍する

ヤリガイ
・SHIONOGIの創薬を通じて人々の健康に貢献できる
・高いレベルの実験技術を習得し、技術導入にチャレンジできる
・チームで助け合いながら研究を進めることができる
・充実した研究環境の中で業務に専念できる

■先輩社員の声

Question どんな業務を担当していますか?
Aさん
私の仕事内容『中枢神経・疼痛疾患領域のげっ歯類in vivo薬理評価』
私は、主に中枢神経・疼痛疾患領域の創薬研究に携わっています。薬のもととなる化合物をラットやマウスに投与し、生化学的または行動学的にどのような効果があるかを、様々な試験を用いて評価しています。in vivo試験では特に、個体ごとの差や、試験実施者ごとの差が結果に影響を与えることもあるため、再現性や精度を重視し、時には試験系の改善検討を行うなど、最も良い薬をいち早く患者さんに届けるために、非臨床試験で何ができるかを考えながら日々の業務を行っています。
Question 1日の過ごし方を教えてください
Aさんのとある1日 (職場勤務)


Question どんな業務を担当していますか?
Bさん
私の仕事内容『これぞまさに化学の実験』
私が行っている業務は皆さんがイメージする化学実験そのものです。様々な構造をもつ化合物の合成を行い、新薬として有望な新規化合物の創製に貢献しています。合成する量は数ミリグラムから数百グラムまでと幅広く行っており[KS紫1] 、量が多くなればなるほど「あー合成やってるなー」と楽しみながら行っています。私の業務の中で最も大切なことは、目的の化合物が合成できているかどうかです。そのため、反応追跡や得られた化合物の品質はNMRやHPLC、 LC/MSなどの各種分析機器でデータ収集・解析を行っています。
Question 1日の過ごし方を教えてください
Bさんのとある1日 (職場勤務)

■先輩社員に『エピソード・入社した理由』聞いてみました!
- 研究技術職・薬理 Xさん
- 研究技術職・化学 Yさん
- 資格保有者(2019年10月時点)
やりがい/うれしかったエピソード 『新規評価系の技術導入・構築ができたとき』
入社1年目の時に、新規評価系の社内導入・構築を任されました。勿論、グループメンバーにサポートして頂いた上での挑戦でした。新しい評価系の導入は、既に論文化されていても、なかなか再現できずに断念してしまうことも多いです。しかし、グループのメンバーを始め沢山の方に協力を頂き、半年間かけて無事に構築を完了することができました。実際に社内で化合物の評価が始まった時はとてもうれしかったです。また、この評価系で新しくできたグループ外との繋がりは、今後の業務の幅を増やすきっかけにもなりました。
入社した理由 『技術で創薬を推進したい』
私は学生時代から試験系の改善や効率化など、もっとよい方法はないかを追求することを楽しく感じていました。ひとことで創薬研究といっても様々な役割があり、その役割はどんどん変わってきています。そんな中で、STARの、技術で創薬を推進するというミッションは、私の得意分野を活かすことができると感じ、この会社を選びました。入社後、想像以上にSTARはチャレンジする機会が多く、やりたいことや、成長したいという思いを会社が支援してくれると感じました。未来の創薬研究において担う役割が拡大したり、変化していったとしても、この人たちとチャレンジし続けていきたいと思えるような環境があり、今後はそれを皆さんと一緒につくっていきたいと思います。
やりがい/うれしかったエピソード 『これぞまさに化学の実験』
初期の合成ルートを改善し誰でも再現良く合成できる方法に最適化できた時に達成感と喜びを得ました。数百グラムの合成を行う場合、提示されたルートで合成を行うには多くの問題点があり、その問題点を一つ一つ解決する必要があります。しかし、問題解決の時間は限られているため、豊富な知識と経験が必要で難易度はかなり高いです。そのため、若手社員の私は数多くの合成を行う中で知識と経験を身に着ける必要がありました。その努力が実を結び、合成ルートを改善し最適化することができました。この時の達成感と喜びはひとしおで、モチベーションアップにも繋がりました。
入社した理由 『実験を仕事にしたい』
就職活動を行い始めた大学院1年の3月時点で私にはある考えがありました。「今はお金を払って実験を行っているけど、研究職に就いたらお金をもらって研究できるのかー、なんて素晴らしいんだ」 このように私自身が研究職を目指したのは少し不純な動機からでした。その中で STARという会社を選んだ理由は、SHIONOGIの新薬創製に関われるからです。大学4年時、SHIONOGI社員の講演を聴講し、創薬は難易度が高いけど面白そうと感じ、SHIONOGIの創薬に興味を持つようになりました。STARは、実験業務が主体なので、様々な合成に携われ、楽しく仕事ができると感じたので入社を決意しました。現在は、様々な人々と良好な関係を築きながら楽しく実験業務を行っています。
薬剤師 27名
臨床検査技師 9名
実験動物技術者1級 15名
実験動物技術者2級 7名
実験動物技術者指導員 3名
実験動物技術者準指導員 1名
実験病理組織技術認定士 3名
危険物取扱者(甲種) 17名
圧力容器取扱作業主任者 17名
酸素欠乏危険作業主任者 1名
衛生管理者 1名
■勤務地


■本社(医薬研究センター:Shionogi Pharmaceutical Research Center)
〒561-0825
大阪府豊中市二葉町3-1-1
TEL 06-6331-8605

■油日研究センター(Aburahi Research Center)
〒520-3423
滋賀県甲賀市甲賀町五反田1405番地
TEL 0748-88-3281
■その他の情報

■学会活動・賛助会員・ダイバーシティーへの取り組み
【学会活動】
第29回ロボット懇話会 第8回サンプルマネージメントクラブ 第26回医薬品研究におけるサル類研究会
第4回スクリーニング学研究会 日本実験動物科学技術さっぽろ2014 第3回実験動物管理者研修会
第31回創薬研究ロボット懇話会総会 第9回JBFシンポジウム 第10回JBFシンポジウム
第32回医薬品研究におけるサル類研究会 第67回日本ウイルス学会学術集会
第67回日本化学療法学会西日本支部総会 第62回日本感染症学会中日本地方会学術集会
第89回日本感染症学会西日本地方会学術集会
【賛助会員】
日本実験動物学会 日本実験動物技術者協会 日本実験動物協会 日本環境変異原学会
【ダイバーシティーへの取り組み】
2016年11月 大阪府「男女いきいき・元気宣言」事業所登録
2017年12月 厚生労働省から女性活躍推進企業「えるぼし」(最上位3段階目)認定
2018年5月 大阪府「男女いきいきプラス」事業所認定
2019月9月 大阪府「男女いきいき優秀賞」受賞
厚生労働省 女性の活躍推進企業として認定
2024年2月 豊中市「女性活躍推進事業者」認定
※働きがい・働きやすさに関する実績、えるぼし認定の認定基準に係る実績等の公表
■教育研修


シオノギテクノアドバンスリサーチ株式会社 代表取締役社長 メッセージ
シオノギテクノアドバンスリサーチ(Shionogi TechnoAdvance Research:STAR) は、塩野義製薬が世代を超えて受け継いでいる『基本方針』の具現化、すなわち「常に人々の健康を守るために必要な最もよい薬を提供する」ために、塩野義製薬の創薬を研究技術面から支援するグループ会社として2010年に設立されました。
STARは、『3つのS(正確・誠実・信頼)』を日々の業務を進める際の「指針」として、塩野義製薬の創薬研究の推進になくてはならない存在となり、社会の求めに応える新薬創出に貢献するため、塩野義製薬との共創を進めています。
そして、SHIONOGIグループのメンバーとして新薬創出に貢献することは、STARで働く全ての人々の自信と誇りにつながり、STARを社会から必要とされる会社へと成長させる原動力になると考えています。
『世の中から必要とされる最もよい薬を一日でも早く世に送り出す』ために、これからもSTARは、必要な技術力を日々高め進化し続けます。

