シオノギでは、「常に人々の健康を守るために必要な最もよい薬を提供する」ことを基本方針として掲げています。この達成には、従業員一人ひとりが心と身体の健康を維持・増進し、生き生きと仕事に取り組み、さらには従業員を支えるご家族の健康も維持・増進され、健やかな家庭を築いていただくことが何よりも大切だと考えます。そのために、シオノギは、会社、健康保険組合が一丸となって、従業員はもちろん、それを支えるご家族の健康を共に喜ぶ風土を醸成し、さらにその維持・増進を支援する環境を、今後益々発展させていきます。このような考え方を「シオノギ健康宣言2018」として発効し、健康維持・増進活動へのコミットメントを社内外に公表しました。
健康経営を維持することは、従業員の生産性向上だけではなく、今後労働人口が減少していく中、創薬ビジネスを継続するために必要な優秀な人材の確保にもつながると考え、重点的に取り組んでいます。これからも、これらの活動を通じて、シオノギは将来にわたりステークホルダーの皆さまから必要とされる企業となれるように取り組んでいきます。また、シオノギのすべての従業員が、すべての人々の健康への願いを我が思いとして、日々の業務に取り組み、基本方針のさらなる結実に向けて邁進します。
「シオノギ健康宣言2018」では以下の5つの重点ポイントを掲げており、その具現化に向け、さまざまな施策を実施することで、従業員が能力を最大限に発揮できるよう取り組んでいます。

1. 国内連結での健康診断100%継続と、海外グループ会社への啓発

国内シオノギグループ社員の定期健康診断の受診率は100%を継続しています。また、海外グループ会社社員の健康診断受診状況を確認し、受診促進施策を検討しています。

2. 生活習慣病(重症化予防、特定保健指導)対象者ゼロを目指します。

事業主と健保組合が従業員の健康データを活用し、データ分析に基づき、個人の状況に応じた保健指導や効果的な予防、健康づくりを行うコラボヘルスの取り組みの一環として、生活習慣病対象者に対する施策を立案しました。健康診断の結果で対象者となった従業員に対して、「重症者施策」と、「特定保健指導対象者施策」の2つの施策を実施していきます。

3. プレゼンティーズム損失を改善します。

プレゼンティーズム損失とは「出社していても、何らかの不調のせいで頭や体が思うように働かず、本来発揮されるべきパフォーマンス(職務遂行能力)が低下している状態のこと」を指します。

近年、労働生産性を測る指標の一つとしてプレゼンティーズムが注目され始めており、シオノギでは、「従業員向け」および「メディア向け」にプレゼンティーズムをテーマにとしたセミナーを開催しました。外部の専門家(松平浩先生 東京大学医学部付属病院22世紀医療センター)を招聘し、医学的な知識のほか、職場でできる腰痛改善のための体操等の紹介をしていただきました。このような取り組みを通じて、従業員だけではなく、社会への啓発活動も実施しています。

セミナーの様子
腰痛改善のための体操

4. 喫煙者ゼロを目指し、事業所内禁煙を達成します。

本社、医薬研究センターでは、敷地内の喫煙スペースを廃止し、すでに敷地内喫煙ゼロを達成しています。他の事業所でも、積極的な「禁煙外来」または「市販の禁煙補助薬購入」、診療所内で「禁煙外来」と同様の治療(管理)の利用促進を啓蒙する等、2020年の全事業所での事業所内禁煙を目指して、継続的して活動しています。
また、2020年4月には「シオノギグループ『絶』煙宣言」を発出し、より一層の喫煙対策を推進しています。

5. メンタル不調の発生しない快適な職場環境づくりを推進します。

メンタル不調者の発生しない職場環境づくりに向けて、管理職を含む従業員への教育研修、カウンセリング、法に基づいたストレスチェック、長時間労働者対策を実施しています。さらにはメンタル不調者への職場復帰、両立支援策を実施しています。
これまでの活動の結果として、2020年3月、「健康経営優良法人2020(ホワイト500)」に選定されました。「健康経営優良法人」とは、健康経営優良法人認定制度において、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している法人を顕彰するものです。シオノギの健康維持、増進活動が社会から高く評価され、2017年より4年連続での認定となりました。

シオノギは、健康経営優良法人に選定された企業として、健康経営の推進を目指す企業からの求めに応じて、シオノギの取り組み等の情報を共有したり、専門雑誌の取材に応じる等、健康経営に取り組む企業をサポートする活動も実施しています。